高学年の1学期のテーマ学習では、
「平和」についてそれぞれに興味のある小テーマを決めて、学びを深めました。
グループごとに分けて、学んだ内容をアップしていきたいと思います。
3つめのグループは、
「劣等感~自分の平和~」
「身近な平和」
「家族の平和」
「虐待」
「貧困はどうしたら解決できるのか」
「平和とは~哲学~」
というテーマを決めて、すすめました。
「劣等感~自分の平和~」
「劣等感」という気持ちから、自分の平和のことを考えました。
こどもの森の人は、どんな劣等感があるのか、アンケートもとりました。
劣等感はネガティブな面もあるけれど、その気持ちと向き合うことでポジティブに考えることが
できることを見つけました。
ポジティブにとらえると、それまで劣っていると思っていたことも自分の良い所として見つめ直すことができる。
まわりが平和になるためには、まずは「自分の平和」から。自分の平和を大切にしたい、と振り返っていました。
「身近な平和」
「身近な平和」について考えました。大きなことよりも、まずは身の回りの小さな平和を大切にして、
一つ一つを大切にしていくことで、大きな平和につながっていくということを、イラストやマンガを描いて、
表現しました。
大切な人とすごすだけで平和だし、なにげないことも話していることも平和。
身近な些細な出来事に目を向け、そのことをひとり一人が大切にしていくと世界の平和につながっていくことを
伝えてくれました。
「家族の平和」
「家族の平和」について考えました。家族のどんな場面が、平和?平和じゃない状況はどんな時?
家族みんなでいる時、姉妹といる時、お父さんお母さんといる時…
それぞれ大好きな人たちと一緒にいる時間が、少しでも平和に近づけるように、できること、大切にしたいことを
探しました。
「虐待」
アニメにでてきた「虐待」という言葉や場面から、そのことについて調べることを始めました。
虐待ってどんなことか、なにが虐待か、なぜそんなことが起こるのか…
むずかしい言葉や、つらい表現にふれながらも、人の心の弱さについて考えました。
パワーポイントにまとめて、一人での発表にもチャレンジしました。
「貧困はどうしたら解決できるのか」
「貧困」にいて調べて、どうしたら解決できるのか、ということを考えました。
どんな状況が貧困で、どのくらいの国が貧困といわれているのか、など、たくさんの情報を集めました。
調べる中で、大変な状況であることに気づき、一人一人が助け合い、手を取り合うことの重要性、
自分自身も小さなことからでもできることをしていくことが大切だということを振り返っていました。
色々なイベントに参加して、平和についてもっと知りたいという気持ちも湧いてきました。
「平和とは~哲学~」
何かを調べるのではなく、テーマを決めて、それを「哲学」してみることに決めた二人。
「平和」や「貧困」「殺人」などから、「憎しみがなくなったら平和なるかな?」
「問題ってなにか?」「マイナスな感情がなければいいか?」「貧困は何を意味するのか?」など…
二人でそれぞれの考えを言葉にし合いました。
たまに疲れて、休憩しつつ…
先入観がよくなくて、自分の意見を持ちながらも、相手の意見も聞くこと、尊重すること。
そしたら対立にはならないのではないか。ということを互いに感じました。
哲学をすることで、そもそもこれってどういうこと?それは必要なのか?なくなればいいのか?など、
普段考えないような問いと向き合い、本質に近づけるような時間になりました。
頭も心もつかって、「平和」について考える1学期になりました。
時々、机につっぷすひと時も…。みんな、お疲れさまでした。
自分たちの考えたことを短い動画にして、発信することにもチャレンジしています。
世界が平和になるために、自分たちにできることのひとつとして自分の言葉で語っています。
よかったらご覧ください。
動画はこちら
世界が平和になるために~小学生が考えた平和のレシピ~
(K.F)