テーマ学習もいよいよ終盤です。
今度は村同士でバナナの森の取り合いになったサルたちの寸劇(スタッフによる)を観ました。
劇の中ではサルたちは赤い帽子をかぶってしまい、村同士の戦争になり、結局バナナの森も焼けてなくなってしまいます。
そこで、子どもたちは黄色い帽子をかぶって平和的な解決をする方法を考えました。
この話し合いがとても面白かったのです。
取り合いするのはおかしいけれど、取りすぎるとバナナがなくなってしまうから、、。
「森をもう一つ作ろう」「バナナに値段をつけてほしい人は買うようにしたらいい」「他の物とバナナの物々交換はどう?」などという意見が出てきました。
今はしばしば争いの原因になる「お金」も、始まりは人同士が「平和」な関係を築くためのツールだったのでしょうか。
森をもう一つ作ることでは、サル同士の争いは解決できます。けれど、地球環境には負荷がかかることですね。もともとは平和を願う心からスタートしているので、複雑な問題です。
そして、まとめとして、改めて「へいわってなあに」の子ども哲学。
自分の好きなことができるという平和
まわりの人と良い関係の中ですごせるという平和
災害がない、美しい自然という平和
平和って、奇跡のようなことだなあと、子どもたちと一緒に考えることができました。
まとめとして、感じたことを子どもたちが詩と絵にして表現しました。
ステージ発表も緊張しながら頑張った子どもたちでした。
最後に印象的なやりとりを一つ
スタッフ「地球を大事するために、私たちはちょっと我慢することもでてくるよね。」
子「それは違うよ、地球を大事にしないと、おれらは暮らせへんやん。地球を大事にするって、自分を大事にするってことやん。」
…その通り! 「地球を大事にする」は「平和のレシピ」に欠かせないことなんですね。
2学期のテーマは「気候変動」
どんな学びになっていくのか、楽しみです。
Y.T