テーマ「平和のレシピ」 低学年まとめ②


相手と平和な関係を築くための「三色の帽子」について学習がはじまりました。

 

☆三色のぼうし☆

赤色帽子→強い言い方や暴力で自分を通す、攻撃的な言動 (相手を大事にできていない)

青色帽子→嫌だと思っても受け入れてしまうなど、弱気な言動  (自分を大事にできていない

黄色帽子→自分の思いと相手の思いを大事にして、平和的な解決をめざす

(*子ども向けにはもう少し簡単な言葉で説明しています)

 

使いたいおもちゃの取り合いになった時、どうする?

「赤い帽子だったら、とにかく奪い取っちゃうかな?」

「青い帽子だったら、嫌なのに譲っちゃうかな?」

「黄色い帽子だったら、うーーーん、なんていえばいいだろう?」

 

と考え、即興のペープサートやロールプレイで実演してみました。

 

それから、自分は黄色い帽子なのに、相手が赤い帽子を外してくれなかったら、、、。ということも考えました。

こういうケースは子どもたちの毎日にはよくある光景です。

「赤い帽子をかぶっている人に、赤い帽子をかぶって近づいていくと、、?「それはあかんーー!ケンカになる!」

「ちょっと時間をおいて、落ち着くのを待つっていうのがいいかも。」

「気分が直ったら一緒に遊びたい気持ちになるかも。」

「でもはっきりと伝えることは大事だと思う。」

となかなか大人な意見が飛び交います!

 

この学習のあと、イライラプンスカしている子に、「赤い帽子、やめてー。」というとハッと気づくような場面もよくありました。

考えたことをそのまま日常に落とし込み、ケンカのない平和な毎日、というわけにはいきませんが (笑) 子どもの心の片隅に今回の学習が残り、少しずつ黄色の帽子をかぶる人・場面が増えてくるといいなあと思います。

Y.T