この日の数の不思議は、低学年生(1年生6名、2年生7名、3年生3名の16名)を対象に、折紙でクリスマスツリーをつくるワークショップでした。
コロナ対策のために、ホールに長机を9脚運んで、密を避けるために間隔をあけて二人ずつ座ってもらいました。
持ってくるものは、好きな色の折紙1枚とハサミだけ。折紙の大きさがちがったり、ハサミを教室に取りにもどったりする人たちが少しだけいましたが、最初から「早くつくりたい!」の声が響く中で、作業が始まりました。
1年生は谷折りと山折りの説明に、最初は戸惑っていましたが、直ぐに理解してモミの木に切り込みを入れる作業直前まで、隣同士二人で確認しながら進むことができました。さすがに2・3年生では迷う人はなかったです。
「ここまでは鶴の折り方とおんなじや」「つるはむつかしいからなあー」などの声が聞こえてきます。
さて、次に紙を切る作業に移ります。もし間違えたら取り返しがつきません!
- 鶴の最初まで折った下側を切り離して、8枚の三角形が重なった形にします。
- 8枚の枝先をしっかりと整えて張り出すようにします。
- 枝ぶりが四段になるように、それぞれの三角形の斜辺の3案等分点から水平に、枝の中央まで3つの切り込みを入れます。(心配した、切り離しの失敗はゼロでした!)
4.そして、切れ込みを同方向に斜めに折って、枝ぶりが見栄えよくなるように整えます。
以上の作業中、1で誤って少し斜めに切った人がいましたが、大失敗はありませんでした。
しかし、2では、枝先の数が6や7になったり、4つしかない人たちが3年生にも出てきて、スタッフ(私や低学年担当のぶっきー)に、直してほしいと云ってきましたが、枝先の数のことなど、全然気にせずに黙々と次の作業を進めている人もいました。
全員が作業に集中
5. モミの木の枝ぶりが整ったら、枝に飾りをつけます。
飾りつけは、きらきら光るカラーの紙テープを、三角や四角や五角形や星型に切り抜いてつくりました。飾りつけの数や場所は自由ですが、こども一人一人の個性が現れます。
6.最後にくし刺しの棒をモミの木の中央に固定し、ストローを介して石鹸箱に固定しました。
息を吹きかけると、モミの木がクルクル回転します。
時間不足で、サンプルだけ披露したもう一つのツリー
(M.M.)