毎年5月に開催している、こどもの森の体育祭。
今年の春はオンラインでの学習だったため、開催されませんでした。
こどもの森のその年の行事は、年度に始めに、全校集会で確認をして、決めていきます。
決まった行事のいくつかは、スクールワークの時間をつかって、みんなで1から作っていきます。
そのスクールワークの時間は、年齢や学年関係なく、いくつかのグループに分かれて、
どんな風に進めるのか、あんなことがしたい、こんなことはできないか、と対話を重ね、
一人一人が何か役割を担い、それぞれの強みを生かして貢献していく、
こどもの森が学校を作っている活動の縮図のような時間だと感じています。
そんな時間をやっぱり今年ももちたいという思いから、今年はスタッフの方から、
何か行事がしたらどうかと、2学期の初めの集会で提案をさせてもらいました。
そんな中で、決まった行事は”ハロウィン”と”体育祭”。
※ハロウィンパーティーの様子はこちら→https://kodomono-mori.com/blog/?p=20095
体育祭は9月のスクールワークの時間から、体育祭実行委員の人を中心に準備をすすめてきました。
スクールワークでの進め方から、プログラムやタイムスケジュール、持ち物の確認など、週1回、昼休みに話し合いました。
そして、体育祭当日。
実行委員の人は少し早くに学校に集合して、自分たちで荷物を運び。実行委員でない人も何人か手伝ってくれました。
公園に着くと、すでに到着している人たちもいて、実行委員に限らず、みんなで準備をはじめました。
そして9時40分。いよいよ体育祭スタートです!
最初は、ここはコロナだろうがなんだろうが関係ないのか、学園長のまーちゃんの挨拶。
そして、ラジオ体操です。
1つ目のプログラムは、鬼ごっこ!いつも、昼休みも放課後も鬼ごっこしているのに、どんだけ鬼ごっこ好きやねん、とつぶやきたくなりますが、
最初の準備運動もかねて、「こおりオニ」と「ふえオニ」を楽しんでいました。
2つ目は、しょうがいぶつリレー!
大きなシートの下をくぐったり、キャタピラに入って進んだり、
平均台をわたって、箱をジャンプして、低学年の人から中学部の人へ繋いでいきました!
最後の方は、段ボールキャタピラが破れて、そのままどうぞ進んでください、って感じになっていたのはご愛嬌!
見ている方もとっても楽しめるプログラムになっていました。
3つ目は、リレー!
みんな大好き、リレーの時間。参加する人を、大きな紙に書いてくれていたので、とても見やすく、スムーズにスタートできました。
1年生からスタートして、中学生でゴール。2チームだったので、長い列になり、ドキドキしながら順番を待つことになりましたが、
待ちながらも全力で走っている人を応援したり、
走った後も、そのままバトンを受けた人の横を応援しながら並走する人もいたりして、終始賑やかなプログラムになりました。
4つ目は、サッカー!初めて実施することになったプログラムです。
低学年、高学年、中学部に分かれて、試合をしました。
経験者も、あまりしたことない人もいっしょに楽しめるようにと、
全員にボールが回ってからでないとシュートが打てない、というルールになりました。
サッカーで前半のプログラムは終了。少しの休憩時間です。
後半の最初のプログラムは、宝さがし!
休憩時間の間に、番号が書かれた封筒がどこかに隠され、
ルール説明の後、三々五々にその封筒探しが始まりました!見つけた番号の商品と交換できます!
あっという間に見つける人もいれば、なかなか見つけられない人も。
見つけた人も、見つからない人といっしょに探してまわりました。
6つ目は、玉入れ。
こどもの森の玉入れは、逃げる玉入れ。
玉入れの箱を持った二人が逃げ回り、なんとかそこに玉を入れます。
誰が大変って、やっぱり箱を持つ人。
めっちゃ走らなあかんし、外れたボールは飛んでくるし…お疲れ様でした!
7つ目は借りものきょうそう。
今年の借りものは、まな板から、丸イスから、高学年の人まで、さまざまに準備されていて、
カードに書かれたものといっしょにゴールまでダッシュ!
高学年の人はなぜか同じ人が重なり、色んな人と何周も走ることになった人も…
それでも、ただ走るだけじゃない借りものきょうそう、とても盛り上がりました。
8つ目は、綱取り。ここからは、中学生のプログラムです!
ルール説明や準備がとてもスムーズ。小学部の人たちも安心して取り組むことができました。
低学年から中学部と順番に対決がありましたが、夢中で縄を引っ張り合う低学年から、
作戦をたててのぞむ高学年、そして、半ば諦めも重要と言わんばかりに、勝負を手放し、楽しむことを楽しんでいた中学生。
それぞれに面白さを感じました。
そして最後は、スウェーデンリレー!
これまで走りに走ってきたのに、最後の最後もリレー。
しかも距離が増えていく、スウェーデンリレーです。
最初は半周だけど、最後のアンカーはまさかの3周…
それでも最後まで、走った人も周りで応援している人も全力で取り組み、楽しんでいました。
例年の体育祭は保護者の人や親戚や友だちも参加OKなにぎやかな時間ですが、
今年は、こどもの森の子どもたちだけ、スタッフも必要最低限の人数だけでの開催になりました。
いつもと違う雰囲気にはなりましたが、
子どもたち同士でいつもにまして協力しあったり、助け合ったりしている姿をよく見かけ、
思い出に残る、素敵な体育祭になりました。
(K.F)