カムを作って回転運動を上下運動に変える装置をつくろう!


高学年のサイエンスの時間に、カムを使って回転運動を上下運動に変える装置を作りました。

サイエンス担当のスタッフが家で試作してみましたが、なかなかうまくいきませんでした。そういう状況を高学年の人たちに説明した上で選択してもらいました。

また、プログラムの最初に「今日のプログラムの中で成功しなくてもいい、少しでもよくなるようにいろいろチャレンジしよう!」と伝えて開始しました。

この装置が上手く動くようになるには、カムの形、棒の上下運動を支えるシリンダー、棒とカムの摩擦など、いろんなところをしっかり観察して、改善に取り組まなければなりません。どのチームも何度もカムやシリンダーを作り直していました。
振り返りのときに、「今の状況」「工夫しているところ」「好きなところ」を話してもらいました。工夫しているところとしては「カムの形を工夫した」「カムの周りにつるつるした紙を貼った」「カムの周りとカムが土台と触れる面と棒につるつるした紙を貼った」「丸いカムだけど、中心じゃないところを割ピンでとめて回すようにした」「棒の支え(シリンダー)を工夫しているけど、まだうまくいっていない」などがでてきました。

1時間という短い時間ですが、よく観察し、目標に向かってトライ&エラーを繰り返すという体験ができました。(NY)