高学年の選択プログラム「自分の気分に名まえをつけて、色をつけてみよう」をしました。
講師はセラピストの里見みちこさん。こどもの森の保護者で、みんなから「みっちゃん」と呼ばれています。
「気分ってなんやろう?」
こんな問いからスタートしました。
「感情」
「気持ち」
子どもたちが答えます。
「そうやね。みんな、一日の中でいろんな気分を感じてると思う。
いい気分、悪い気分…
どんなのがあるかな?」
みっちゃんのやわらかな雰囲気にリラックスしたようすの子どもたち。
子どもたちからいろんな気分のことばが出てきました。
いい気分は…
気持ちいい、うれしい、わくわく、パーっとしてる、たのしい、リフレッシュ
感動、ドキドキ、ウェーイ、ウキウキ、おもしろい…
いやな気分は…
ひとりぼっち、うざい、腹が立つ、萎えた、こわい、しんどい、ズキズキ、おもんない
悲しい、痛い、さみしい、激怒、気が重い…
「その時々でいろんな気分を感じているね~
気分って、どうやったら感じるかな?」
みっちゃんの質問に、子どもたちは
「何かのできごとがあったら感じる」
「虹とか見れたらラッキーって思う」
「何か人から言われた時」
「晴れたら『やったー!』って飛び上がる」
ある子は
「自分が思うこと。自分の中にある」と答えました。
なるほど~
気分は、なにか出来事に対して感じるもの。
たいていの人はそう思っています。
そこで、気分は本当に何か出来事がないと感じないのか、というゲームをすることになりました。
自分でひとつ気分を決めて、その気分になるように行動するというゲームです。
子どもたちひとりひとり、ひとつ気分を決めて、みんなの前でその動きをしてもらい、
どんな気分なのかをあてっこしました。
女優のようになりきって表現できる人、
はずかしくてもじもじする人、いろいろでした。
気分は自分がえらんでいる。
自分で決めているという体験が少しはできたでしょうか。
後半は自分の決めた気分を、パステルで描きました。
あったかい気持ちを暖色系のパステルでほっこりと表現する人、
楽しい気持ちをにじいろに表現する人など、いろんな気分が描かれました。
描いた作品をみんなで見せ合いっこしました。
みっちゃんは、どんな感情にもいい悪いはないと言います。
子どもたちの作品ひとつひとつを味わい、いいところをつたえてくれました。
子どもたちの感想
・パステルで自分の気持ちに色をつけて楽しかった。
・気分ていうものを考えたことがなかったのでおもしろかった。
・人生短いからもっかいやってみたい。
・自分の感情に色をつけたことがなかった。
実は、気分は自分で決められる。
誰かのせい、何かのせいではなく、そのできごとをどう受け止めるか。
つまり、自分次第だということ。
気分は自分で決められる。
とても主体的で創造的な生き方だなあと感じました。
みっちゃん、ありがとうございました!
(A.M)