天王寺動物園へ見学に行きました!~テーマ「いきものプラネット」


9月10日(木)、天王寺動物園に行きました。久しぶりの校外学習です。

最初にレクチャールームで動物園の職員の方から「絶滅の危機にある動物たち」の講話を聴きました。

絶滅した動物の名前を尋ねられると、「ハイ!ハイ!」と元気な声があちこちから聞こえました。「ドーバー!」「モア!」「ケナガマンモス!」「ニホンオオカミ!」など次々と名前があがり、子どもたちの勢いに職員の方はびっくりされていました。

そして、絶滅の危機にある動物の一つとして最初にゾウのお話しがありました。ゾウはその牙をとるために人間に殺され、象牙は装飾品や印鑑などに加工され販売されました。

「ハンコなんかほかの物を使って作れるやん!かわいそうや。」こどもたちのまなざしは真剣です。

次に空港で見つかったカワウソのお話しです。リュックに3匹のカワウソの赤ちゃんが詰められて外国から運ばれたところを発見されました。ペットとして売られるところを保護されて動物園に引き取られたそうです。

カワウソは飼育がとても難しく、ペットとして飼うとすぐに死んでしまうというお話でした。

「狭いところに詰められてひどい。」「お母さんに会えなくてかわいそう・・・」という声が聞こえました。

人によって動物が殺されたり、売られたりすることに、こどもたちは驚いたり、怒りを表したり、その素直な気持ちが職員の方に伝わっていることが見て取れました。そして、どうしたらいいかという質問に対しては「動物が住んでいるところに入らない。」「排気ガスとかで環境を壊さない。」「森や林などが減ると動物が住めなくなるのでなくさない。」などの意見がありました。

そして「ぼくの夢は、世界中の困っている動物を助けて幸せにすることや!!」という1年生の言葉に、職員の方も思わず「おー、頼もしいな!がんばってや!」とにっこりされていました。

講話の後はグループに分かれて、動物園内を見学しました。鳥の楽園の通路を歩くと、目の前に様々な種類の鳥が飛び交っていました。また、水の中に気持ちよく漬かっているホッキョクグマや、愛嬌のあるペンギン、大きな体のワニなど目の前の動物たちに驚きながら観察していました。コアラが食べるユーカリの匂いをかいだりもしてみました。