話し合い研究所~いい話し合いってどういうの?~


ここは「話し合い研究所」
高学年のみんなが研究員となり、いい話し合いってどんなのかについて研究するところです。

研究の第一歩は、こどもの森での話し合いの経験をもとに、
「いい話し合い」と「うまくいっていない話し合い」の要素を出し合うところから始まりました。

思いつくまま意見を出していく研究員たち。

いい話し合いの要素

うまくいってない話し合いの要素

さすが、普段からたくさん話し合いをしている研究員たちだけあって、
たくさんの要素を出してくれました。

この要素をよーく見ていくと・・・

いい話し合いでは、
「意見がたくさん出る」とか「アイデアがたくさん出る」のですが、
それは、思ったことを口に出せる「安心感」「リラックス感」があるから。

その安心感はどこから来るのかというと、
それは「人の話を聴く力」「否定せず受けとめる力」「理解しようとする力」があるから。

研究の後半は、研究員一人ひとりが自分のよさに気づく時間です。
それぞれが自分の個性を発揮して、お互いに補い合って話し合いを進めていくと、いい話し合いになるのです。

以下の手順でグループになってワークをしました。

➀話し合いの時の自分はどんな人?
青いふせんに書いてみよう。

「意見はあんまり出さないけど、考えてる」
「あいづちをうっている」
「役割を引きうけている」などなど

➁話し合いの時の○○研究員はどんな人?
○○研究員のいいところをピンクのふせんに書こう。

「よく意見を言っている」
「なにをするかよくわかっている」
「司会をよくやっている」
「場の空気をよくしてくれている」
「困ってる人をサポートしてくれている」などなど。

書いたふせんをお互いに渡し合いっこしました。
自分では気づかない、自分のいいところを発見する人もいました。

➂これから話し合いをする時に、チャレンジしてみようと思うことを書こう。

これまで記録係をしたことのなかった人が「記録係をしてみたい」とか、
物静かなタイプの人が「思いついたら手を挙げる」とか、
役割をするのに積極的な人が「みんながわかりやすいと思える司会とボード係をしてみたい」とか、
いつも誰かに親切な人が「低学年をサポートしてみたい」とか、
自分のタイプに合ったチャレンジをしようとする人もいれば、
これまでやったことのないことにチャレンジしようとする人もいました。

得意なことで役に立つ経験を重ねていくと自己肯定感が育まれ、
結果、自分が苦手なことにもチャレンジしてみようという意欲がわいてくることが、この時間でも感じられました。

研究員のみなさま、おつかれさまでした!

(A.M)


【2021年度入学者募集中!】

現在、2021年度新1年生(小学部8名・中学部5名程度)と、
2020年度小3、小5、小6、中1、中2(それぞれ若干名)の募集しています。
入学検討中の方は、見学をお申込みください。

詳しくはこちらをご覧ください。