食品ロスをなくそう!~NEWドギーバッグ


7月7日、七夕の日に
高学年の選択プログラム「食べ残さずに持ち帰る入れものを考えよう」というワークショップをしました。
これは、環境省が推進する「NEWドギーバッグアイデアコンテスト」に参加しようというものです。
ドギーバッグとは、食べ残しを持ち帰るバッグのことです。

講師は「大阪のおばちゃん」
大阪のおばちゃんは、これまでに2度、ハロウィンパーティの日にこどもの森に表れたことのある、なぞのおばちゃんです。

低学年の人たちがドア越しに
「あ!大阪のおばちゃんや~!」
と手を振っています。
大阪のおばちゃんは、こどもの森ではちょっとした有名人なのです。

「みんな外食したとき、食べ残したことある?あれ、ごみになるよなあ。まだ食べられるのに、もったいない!」
「食べきれなかった分を持って帰ることのできる、かっこいい入れもののコンテストがあるねん。」
「今日はみんなでデザインを考えようと思って、ここに来さしてもらってん~」

まずはドギーバッグのことを知るための動画をみんなで見ました。
見たのはこちら、「食品ロスとドギーバッグ(谷崎テトラさん)

世界中で飢餓で亡くなる人は年間1500万人。
日本の廃棄食糧年間2000万トン。
これは5000万人分の年間食糧と同量。
地球全体で見たとき、なんてアンバランスなことをしているのかがわかりました。

そこでこのドギーバッグ。
食べ残しを持って帰るなんて恥ずかしい、という感覚から
持ち帰ることはエシカルなライフスタイル、だからかっこいい!という感覚へ
人々が意識をシフトしていくような、
そんなおしゃれなものにしていこうというのが、この運動の目的です。

ということで、
みんなでかっこいいデザインを考えることになりました。

すでに投稿されている人たちの作品を参考にしつつ。

コンテストのサイトからダウンロードしたパッケージの展開図を組み立て始める人たち。

 
切り取り線に従って、ていねいにハサミを入れ、組み立てていきました。
これが結構むずかしい。
友だちどうし、聞き合いながらわいわい取り組んでいました。

一方こちらはパッケージのイラストを描き始める人。

  
アイデアがさーっと降ってきて、あっという間に3つもデザインを書いた人もいれば、
悩みに悩んで筆が進まない人もいました。

こちらがみんなの作品です。
時間切れで途中までの人もいました。
          

食べ残しを持ち帰る入れ物が、エコバッグのように当たり前になる世の中に早くなることを
子どもたちも大阪のおばちゃんも祈っています。
(A.M)