「しあわせのたまご」を描こう ~自分も他人(ひと)も大切に~


 

低学年クラスでは、“自分も他人(ひと)も大切にする”をテーマに、ワークショップを行いました。

全員ホールに集まり、まずスタッフから「しあわせのたまご」について説明がありました。

ホワイトボードには、スタッフが描いた卵の絵があります。白い卵の中に黄色い黄身があり、そのまわりにも小さい〇がいくつも

描かれていて、それぞれ中に文字や絵が描かれています。

「これは、ぼくの幸せの卵です。一番大きい黄身の中には、家族とペットのきぃちゃんを描きました。ぼくにとって一番大切なものです。

でも、ぼくの大切なものはこれだけではありません。他にも大切なものがあって、それはこの黄身の中に描いたものほどではないけれど、

たいせつに思っているものです。そこで黄身の近くに小さめの〇で描きました。おいしいものをたべること、自然の中にいる事などです。」

 

一番大切なものを黄身の中に、他の  大切なものを小さめの〇の中に黄身のそばに描き、卵の殻の中に詰まっている絵になります。

さっそく、一人ひとり自分の大切な物や事がらを描いていきました。

卵を見つめながら「うーん・・・」と考え込んでいる人、まず黄身を好きなところにのりで貼ろうとする人、サッとペンを取り絵をかいていく人など思い思いに作ります。

それぞれの幸せの卵が出来上がると、ほかの人の卵を見て回ります。もちろん、見せたくない人は見せなくて大丈夫です。

 

たまごのなかには、こんなことが書いてありました。

・かぞくとすごす

・キャンプ

・えがお

・ゲームをする

・パパとママといざかやにいく

自分が大切にしている事、ほかの人が大切にしている事、それぞれちがっているのがよくわかります。

できあがった卵は学習室の壁に一人ひとりの写真、誕生日と一緒に掲示しました。たくさんの卵が並んで、部屋がとても明るくなりました。

一人ひとりが違いを受け止め、自分も人も大切に思い、楽しい学校生活を送ることができればと思います。

 

 

(M.Y)