エスミさんの科学実験  <縦笛をつくりました。>


最初に「音を出すものは震えている」というお話がありました。
声を出すときはのどがどうなっているかな?
子どもたちはそれぞれに、のどに手を当てて声を出し確かめました。
「あっ。震えてる。震えてる。」
声を出すときには、声帯というところが震えています。
次にみんなでストロー笛を作りました。
ストローの先を押さえてつぶし、ハサミで先をV字にカットします。
口にくわえて吹くと「ブーブー」と音が鳴ります。
エスミさんの科学実験 縦笛
長いストローを口で吹きながら、ハサミで切っていくとどうなるかな?
チョキン、チョキンと下から少しずつ切っていくと、
「ブーブー!」「プープ!」「ピーピー!」とだんだん音が高くなりました。
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今度はストローを何本もつなげてみます。
ストローとストローの間に隙間が空かないように、ていねいにテープで貼り、
つなげていきました。2本、3本、4本とつなげて吹いていくと、どんどん音が低くなりました。
管が長くなると音が低くなり、短いと高くなるのがわかりました。
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その次にエスミさんが試験管に色水が入ったものを8本用意し、
水の量が少ないものから順に吹いていきました。ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドと音階ができました。
試験管の中の空気の柱の長さを変えて音階が作れることがわかりました。
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いよいよ縦笛作りです。穴の開いた厚紙を筒にし、口のところにストローをグルーガンでつけます。
筒の穴にストローの端がぴったり付くように、指で調節しながらみんな真剣に取り組んでいきました。
出来上がった縦笛はきれいな音階がなかなか出ません。でも少し練習した後、「チューリップ」と
「カエルのうた」を吹きました。音の高さはちょっとバラバラでしたが、みんなの気持ちが合わさった、
素敵な演奏になりました。
次に、太いストローの中に細いストローを差し込み、片方をスライドさせると長さが変わるトロンボーンの
ようなストロー笛を作りました。つなぎ目から空気が漏れないようにビニールテープの巻き方を加減しながらつなげます。
吹きながらストローをスライドさせると音がと変わります。「プ~~ゥ~」「ブゥ~~」とあちこちから聞こえます。
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最後に空気の震えの数が多いほど音は高くなり、1秒間に震える回数をヘルツという単位で表し、
「Hz」と書くことも学びました。
数種類のストロー笛と縦笛作りは、楽しく工作をしながら音の高さについて学ぶ時間になりました。(M.Y)