劇団アニマルズ第3回公演「約束」


卒業を祝う会の最後は、劇団アニマルズの第3回公演「約束」でした。
アニマルズはこれまでに絵本を元にしたお芝居を2本、作り上げてきましたが
今回はなんとストーリー作りから何からすべて自分たちでやってしまいました。
アニマルズの中心メンバーである6年生の女の子が描いていた、
スーパーマリオブラザーズに出てくるキノコのキャラクターにヒントを得て作ったオリキャラ(オリジナルキャラクター)たちのお話です。
オリキャラたちはそれぞれ、こどもの森学園の子どもたち一人ひとりの性格を反映させてあって、
「スーパーキノコギャラクシー」と名づけられたその世界は、そのままもうひとつの箕面こどもの森学園です。
お話は、ある女の子が、自分が書いたオリジナルストーリーを友だちに話して聞かせるところから始まります。
ここは女の子の部屋。
「何描いてるの?」
「私が作ったオリジナルストーリーよ」
「ねえ、それはどんなお話?」
「えーっとね・・・」
ここで暗転して、お話の世界へ。
ここはきのこたちの世界。キノコの森学園の子どもたちが話をしています。
「ねえ、2年前に誓った約束、覚えてる?」
「約束?」
「ほら、みんなでした約束」
と、ここでまた暗転して、さらに2年前へと時間がさかのぼります。
2年前。
みんなが公園でピクニックをしています。
「ねえ、何して遊ぶ?」「そうだなあ」
「あ、四つ葉のクローバー発見!」
「ねえ、私たち3人もうすぐ卒業だね。みんなで何か約束しようよ」
「たとえばどんな?」
「牛乳はかんで飲みましょう!」
「そうじゃなくて~」
とまあ、ここでボケやらギャグやらが入って。
キノコの森学園一ひょうきんキャラの男の子のギャグ「ウフフフフ~」もしっかり採用されました。
そして、ひとりの男の子がめっちゃ元気よく言いました。
「大切なのは、こうやって話し合える大切な仲間がいたってことを忘れないことだよ。
ぼくはみんなのことが大好きだよ」
すると、みんな口々に
「ぼくも」「わたしも」
「大切なのは、大切なともだちがいるっていうことだよ」
「はなれていてもずっとずっと友だちだよ」
こうして、キノコたちは互いの絆をしっかりと確認し、
卒業して離れてしまっても、いつまでも友だちでいようという約束をしました。
そして、2年後にもどります。
キノコたちは、約束を思い出しました。
「そうだったね」
「みんな、これからもともだちだよ。よろしくね」
そして、物語の一番最初の人間の世界へともどります。
作者の女の子が友だちに自分の書いたストーリーを話し終えました。
「こんな感じ」
「あー、いいお話だった!」
エンディングはGreeeenの「キセキ」をバックに、出演者全員が出てきてお辞儀をしました。
どの子もみんな、やりきった喜びでとても誇らしそうな笑顔を見せてくれました。
アニマルズのみんな、すてきな舞台をありがとう!(A.M)
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