会議の進め方ワークショップ~高学年~


高学年のことば共同で取り組んだ「会議の進め方ワークショップ」のようすを

インターンのわーちゃんに書いていただきました。

 

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「会議を進めるためには何が必要?」

 

(こども)「司会とボードと記録!!」

 

こどもの森では普段から話し合う場面の多いので即答で答えるこどもたち。

自分たちが普段の話し合いどういう風に進めているのかを振り返りながら、

会議の進め方について改めて考えました。

スタッフ「実は、みんながいつもやってるのは、勝負なし法っていうやり方なんです」

 

勝負なし法とは、どちらかが勝ったり負けたりせず、嫌な思いをする人がいたりないように、

みんなの納得するように勧めるための話し合いの方法のことです。

この勝負なし法に沿った進め方は

 

  • 聞き合う(何があったの?どうして?どんな気持ち?)
  • 案だし
  • 予想(その案がうまくいくのかどうか考える)
  • 案選び
  • 実行
  • 振り返り

 

会議の進め方について学んだ後、司会、ボード、記録を決めていよいよ実践です。

 

こどもたちから出た議案は、「机のまわりが片付けられていないこと」

 

1の聞き合うの段階では、議案を出した人にまず『何で困っているのか』について話してもらいます。

 

こども「机にふでばことかえんぴつとかあったら他の人が使うとき迷惑やし・・机はきれいにして帰った方が気持ちもいいし・・・」

 

司会の人「これについて何か意見はありませんか?」

 

とここでスタッフからワンポイントアドバイス!

「司会の人は意見を出した人の言葉を簡単にまとめて繰り返してあげるといいかも。

聞き逃した人や、聞いていたけれど何を話していたのか忘れてしまう人もいるかもしれないので

司会の人が確認の意味も込めて、意見を出した人の言葉を繰り返すことで

みんながしっかりと会議についていけるよね。」

 

そのアドバイスを取り入れながら会議を進めていきました。

 

その後、案だしの場面では、

「さっき〇〇くんが言ってくれたことは・・・・」と

司会の人が意見を出した人の言葉を簡単に短くまとめることがすこし難しかったようですが、

みんなで確認しながらゆっくり進めていきました。

 

今日の模擬集会では、途中で時間切れになってしまい、次の高学年集会で続きをすることになりました。

 

~こどもたちからの感想~

 

「聞き合うことをゆっくりしていくことも大事だと思った。」

 

「出た意見を司会の人が繰り返して言うことで勘違いで進まないようにもなるし聞き取りやすかった」

 

「これからの集会とかで活かせたらいいなと思った」

 

など、今回の会議の進め方ワークショップはこどもたちにとっていい学びになったと思います。

そして、聞き合うことの大切さを改めて感じることができたのではないでしょうか。

次からの話し合いの場面では、今回学んだことを活かしていってほしいなと思います。

 

(R・W)