いろんな種類の粘土を使って、浮くか沈むかを調べ、その後、沈んだ粘土を浮かす方法をチームごとに考えました。
まずは、粘土を見ただけで、どれが沈んでどれが浮きそうか予想します。次に、触ってみて、予想します。
実際に大さじ1杯分ずつ粘土をとって、丸めて、水槽に投入!
予想通りのものもあり、予想と違うものもあり、ワイワイガヤガヤ。
「軽いから浮くんや!」
軽いか重いか、粘土玉の重さを測ってみました。
軽い粘土は5gぐらい。その次に重い粘土は17gぐらい。もっと重い粘土は30gぐらいありました。
次に、17gぐらいの粘土にスポンジを埋め込んでどうなるか観察します。
スポンジを15㎜ぐらいのキューブにします。粘土玉からそれと同じ形の粘土を取り出し、スポンジを粘土玉に埋め込みます。
水に浮かべる前に、重さを測ってみました。13gぐらいでした。水に入れてみると、浮かびました。
元の粘土玉と大きさは同じ、でも、重さは減っています。
これらの実験結果を考えるために、「うかぶとしずむ」をセンターに書いて、マインドマップを作りました。
「同じ大きさでも密集度が違っていて、密集してると重いんやと思う。」
「なにとくらべて軽いと浮かぶんやろう?」
「水に浮かべたから、水と比べて重いか軽いかかな?」
「どうやって水の重さを測ろう?」
「大さじ1杯の重さを測ってみよう!」
大さじ1杯の水の重さは15gぐらいでした。
この結果とマインドマップでの話し合いをもとに、重い粘土を浮かべる作戦をチームごとに考えてやってみました。
重い粘土を軽い粘土で包み込んだチームは浮かせることができました。このチームは浮かぶ粘土と沈む粘土を合わせると、水の中で潜水艦のようにただようようにしてみたいと言っていました。
粘土玉の中に空気を入れるようにしたチームも浮かせることができました。
お椀の形にしたチームは、ギリギリのところで沈んでしまいました。
最後に飽和食塩水に、17gの粘土玉を浮かべてみました。浮きました!
飽和食塩水大さじ1杯は18gぐらいありました。
「塩の分、普通の水より重くなっているのかな?」
100均ショップにいくとさまざまな粘土が売られています。造形に使うだけでなく、浮くか沈むかという観点でみてもおもしろいですね。(NY)