やぐら完成!


手作りの小屋の横に手作りのやぐらが完成しました。
高さが2m30㎝もあります。
こどももおとなも上れます。
プロジェクトは1人でする場合と数人でする場合があります。
もちろん自由選択です。
やぐらは1学期に作りたい人が3人集まって始まりました。
初めに、
どんなのを作りたいのか完成図を書きました。
そして、
木工室にあるたくさんの不揃いの角材や板の中から
長さ、幅、厚さを考えながら材料を選んでいきます。
あらかじめカットされキットになった木をつなぎ合わせて作るわけではありません。
「材料選び」は、この学校の人が木工をする時の初めの一歩です。
今回の3人に限らず、材料選びには個性が出てきます。
少しでも無駄のないように、楽な様に、板に合わせて計画したサイズを変える人、
たとえカットする(のこぎりで切らなければならない)箇所が多くなろうと
最初に決めたサイズを貫きと通す人、
少々板の幅や質感は違っていても全く気にしないで使う人、
大きさは揃っても厚さの違いやゆがみは嫌で、自分のイメージに合う板が
見つかるまで捜し続ける人、
みんなそれぞれの思いで材料選びをしています。
「みんな違ってみんないい!」そう思います。
納得して選んで、やる気を起こして、いい気分でスタートしてもらいたいと
思っています。
やぐら用に1つ1つカットされて並べられた板の総数はかなりの量でした。
初めに大きなはしご型のものを2つ作り、それを横にして向かい合わせに置いて、2つをつなぐように横木を渡して打ち付けていきます。
電動と手動の道具を組み合わせて進めていきました。
「ちょっと支えるの手伝ってぇー」「ひっくり返すから持ってくれるう~」と3人では無理なところはスタッフに声がかかります。「こう揺れるのは、どうしたらなおるかなあ」「こうしてみようと思うんやけど、どうかなあ~」「これはあかんかったわ、はずしてやりなおさなあかんなー」等々試行錯誤の繰り返しです。
角材や板は大きくて、長くて、重くて、厚くて、
ねじや釘も太くて、長くて、
何しろ人が上るやぐらです、しっかり留めないと倒れてはたいへんです。
こうして書くと簡単ですが、
7月には汗だくになり、目や口に汗が入ってきて、タオルを頭や首に巻いて作りました。
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そして、2学期、やっと、やっと完成したのでした。
ほんとうにすごいなあ~と思います。
3人ありがとう、またひとつ、学校の木 がふえました!(H.Y)