かず共同


かず共同」Bグループ5人の子どもたちは、一学期、「長さ・重さ・量」というテーマで、
メートル・グラム・リットルなどの単位について学習しました。
子どもたちにとって一番身近でわかりやすいのは長さの単位のようで、キロメートル・メートル・センチメートル・ミリメートル、それぞれどんな物の長さを表すのかという問いに対し、みんな即座に具体物をあげることができました。目に見える長さと数字+単位がちゃんと頭の中で結びついているようです。
それに対して、物の重さは目に見えませんから、はじめ、重さの表し方についてイメージがあまりありませんでした。
まずは一本の人参を見て、手にも持ってみて、その重さについてわいわいがやがや。
その後、実際に秤で量ってみて「あれれ?」。はじめはみんな人参一本20グラムとか30グラムとか言っていたのです。重さの学習2回目になって、中くらいの大きさの人参は200グラム前後と、身近な物の重さ表示がつかめたようでした。
また、2キログラムまで量れる秤と1キログラムまでの秤を見比べて、一目盛りがどれだけの重さを表すのかも考えました。「80円切手でOKなのは25グラムまでの重さの封筒。
それを越えると90円切手を貼らないといけないよ。さあ、封筒をどっちの秤で量る?」というような、実生活と結びついた問いかけにしっかり反応してくれました。
実生活と結びついたといえば、低学年からしょっちゅうキッチンでお菓子作りに取り組んでいる子どもたちにとって、小さじ1、大さじ1という言い方はとても耳慣れたものです。
でも、それが5シーシー・15シーシーにあたり、5ミリリットル・15ミリリットルとも言うことは初めての学習でした。
それと1.5リットルのペットボトル入りジュースの量はどういう関係?
まずはジュース5シーシーを飲んで、それがどれだけの量なのかを体感し、次に15シーシー、25シーシーも飲んでみました。
そのあと、残ったジュースを学園の皆で分けるため、単位の換算や割り算もして、一人175シーシー飲めるとわかり、一安心。
それを楽しみに、ちょっと難しい単位換算にも取り組み、一日の学習の最後に、コップ一杯のジュースを友達やスタッフのみんなと一緒においしくいただきました。  (N.T)