Manabeeプログラム報告会・交流会


今年のManabeeプログラムが終了しました。一泊二日の合宿を含む5日間のワークショップと、そこで学んだことを活かす共育プログラム実践を終え、半年の学びがどのようなものであったか、チームごとに発表しました。

共育プログラムはチームごとに計画を立て実践したので、他のチームの人の実践は報告会で初めて知ります。

みなさん、興味津々で他のチームの発表を聞いていました。

低学年で共育プログラムを実施した方から、こちらの意図どおりにはプログラムが進まず苦戦し、プログラムを受けた子どもたちには何も残らなかったんじゃないかと思うという感想がありました。提供した側としては意図を伝えてこそプログラムの意味があるという気持ちは当然ですが、提供された側は、どんな経験や体験でも、何の足しにもならないということはないのではないかと思います。実りが少ないと見受けられたことでも、ずっと先になったら「ああ、あのときあんな事があったな。」と思い出されたり、参考にされたりする局面があるかもしれません。このプログラム中で何度か話題に上がった「手放す」というのは、提供する側のものさしを手放すということかもしれませんね。

高学年でプログラムを実施された方からは、どんなプログラムにするのか何度も話し合い、方向性が決まるまでに時間がかかったが、やりたい事が決まったら、その先はとんとん拍子に話が進んだ、というお話を伺いました。粘り強く話し合いを重ねられたからこそチームメンバーで目的をしっかりと共有できたのかなと思いました。「民主的に生きる」って、こういう事ですよね。

中学部で実施されたプログラムに使われた台紙はすばらしいデザインで、他の受講生のみなさんから「これを使いたい」「このプログラムを実施したい」という声かけがたくさんありました。

この日のみ参加の方々からの質問や発言もあり、活発なディスカッションとなりました。

報告会の終わりには、伴走したサポーターから修了証をお渡ししました。

交流会ではお酒も入って、報告会では話し足りなかったことなども含め、いろんなお話ができました。

ここに集った一人一人がコクレオの森を構成する一本一本の木なんだなという思いを強くしました。(NY)