2019年度2学期のテーマは「さべつのたね」について、3つのグループに分かれて学習を進めています。
今回は、見た目のちがいのゲストとして、パラアーチェリー選手の「江口舞さん」に来ていただきました。
江口さんは、高校2年生のときに、貧血で倒れて電車にひかれてしまい、左足の膝より下を切断していしまいます。
今回は、誰しもいつどこで障がいを抱えようになるかわからないことや、どんな状態でも、その状態を受け入れて進んでいく姿勢についてお話いただきました。
〇体と心の悩み
江口さんは、体と心で悩まれたことがあったそうです。
体の悩みは幻肢痛というもので、足がないのに、その部分が痛く感じるような症状があったそうです。
心の悩みとしては、「若いのにかわいそう」と言われたり、「お前といると恥ずかしい」と親しい人にと言われたことなどがあったそうです。
〇障がいだからこそ、、
3日間、すごく悩んだあと、そこからは「障がいだからこそできること」に目を向け始めたそうです。
そこからは、いろんな出会いに恵まれ、天王寺駅で出会ったおじさんに障がい者のスポーツセンターを紹介してもらったりしたそうです。
〇義足のこと
アーチェリーでは、生活用の義足を使用しているそうで、競技用のものは使われてないそうです。
生活用の義足を使って歩けるようになるまでには、1年ほどかかったそうです。
説明の後は、義足をさわらせてもらいました。
「思っていたより、重い」
「足だけだと、ちょっとこわい」
などいろんな感想が聞けました。
最後は、「いつどうなるかわからないからこそ、今を大切にしてほしい」というメッセージで締めくくられました。
終わったあと、江口さんに興味津々な様子でこどもたちが集まってきていました。
江口さん、お話いただき、ありがとうございました!
(T.Y)