この学園の校庭の遊具は、子どもたちの手作りです。
小屋やすべり台、ロープ滑車は、一人の男の子が中心になってつくりました。
その男の子は、木工が得意です。
竹とんぼを作るのは、子どもだけだと結構むずかしいのですが、不必要な部分はのみで削り、苦労はしていましたが、なんとか竹とんぼを作ることができました。
船をつくりました。
作り方もなく、オリジナルの船だったのですが、すごくよくできていました。
帆は布で張り、風向きで帆の向きがかわるように、帆が回転するしくみになっていました。
その男の子が、また別の船をつくりました。
木を切って、このかたちにするまで、一人でどんどん作っていきました。
電動いとのこを使って切断したり、不必要な部分をナイフで削ったり、木にできてしまった割れ目をボンドで埋めたりと、自分でどうすればいいかを考えて、それをかたちにしていけるところがすごいと思いました。
いろんなものを作ることによって、木工の技術を高めているだけでなく、自分で考え自分でやってみる経験を積み重ね、自信をつけ、自分の世界を深めていっています。