子どもがアテンド!高学年のおでかけ


こどもの森には「おでかけ」という学習があります。

これは、一人の子どもが計画を立て、自分の家の近くまでいつもの通学路をたどって、クラスのみんなを案内するというものです。

こどもの森には学校の近くだけでなく、他市や他府県からも通ってくるので、

友だちがどんなところに住んでいるか、みんなあまり知らなかったりします。

「おでかけ」を通して、

「こんなに遠くから通ってるんや〜」とか

「おうちの近くにこんな場所があるんやなあ」というふうに、

その子のことをより深く知ることができるのです。

 

今回は6年生の女の子がアテンド役。

梅雨の合間、奇跡的に雨が上がって、暑くもなくさわやかな風が吹く

絶好のお出かけ日和となりました。

さあ、出発です。

まずは最寄駅の北千里駅まで歩きます。

そしてそこから阪急バスに乗って、「豊中八中前」で下車。

「ここが豊中八中です。大阪府で2番目に広い敷地の中学校です」

と、みんなに説明してくれました。

ちなみにこの中学はスタッフのまるちゃんやハミロンの通っていた中学でもあるそうです。地元!

そこからてくてく歩いて、広い原っぱのあるもくせい公園へ到着。

お腹が空いたみんなは、早速お弁当を広げました。

食後は原っぱでサッカーをする人や、

大きな滑り台で「アリ地獄」をして遊ぶ人、

ブランコや滑り台を楽しむ人など、

各々が楽しい時間を過ごしました。

アテンドの女の子はみんなを見て、

「なんかみんながこの公園にいてるって、不思議〜」

と、嬉しそうにつぶやいていました。

 

公園でたっぷり遊んだ後は、いよいよ女の子のお家へと向かいました。

街路樹の緑が美しい道を行くと、小学校がありました。

「ここが私が前に通っていた学校です。そしてこっちが家です」

何とこの女の子のお家は小学校の真ん前にありました。

目の前にある学校をやめて、こどもの森に転校してきたのでした。

そしてまた、新緑がきれいな道をしばらく行って、

次なる目的地「きりん公園」通称「くさぼうぼう公園」に到着。

名前の通り、草ぼうぼう。

おまけに雨上がりでブランコやシーソーの下には水たまりができていました。

ブランコやシーソーの難易度が一気に上がる!

足や腕などあちこちを蚊に刺され、

「くさぼうぼう、カいっぱい公園やな〜」と言いながら

早々に退散しました。

 

そして涼しげな竹林を横目に見ながら「小さな森」を通り抜けると

何と、いきなり大きなビルが立ち並ぶ千里中央の駅前に出ました。

「ここからは人が多いので、固まって行動してくださーい」

周囲にも気を配って、ナイスアテンドです。

そして、いつも通っている塾や公文の教室があるビルの横を通り、

せんちゅうパルの広場で一休み。

ここまでで、結構距離を歩いています。

さあ、いよいよ最終目的地へ。

実はこの女の子はまもなく駅前に引越しをする予定で、

最終目的地は引越し先の新しいマンションでした。

マンションの入り口付近で、みんなで集合写真を撮りました。

よく歩いた1日でした。

(A.M)