自分を大切にする、人を大切にするって、どんなこと?


こどもの森で一番大切にしてほしいことは?

 

元気に挨拶!でもなく、お勉強!でもなく、ルールを守ろう!でもなく。

 

 

自分を大切にしてね。

人を大切にしてね。

 

ということ。

 

入学する前の面接のときも、毎年の入学式でも、いつもこの話をしています。

 

でも、

 

具体的にどうすることなんやろう?

みんなはどんな風に考えているんやろう?

 

…ということで、低学年のみんなで対話してみました。

 

 

まずは、反対から考えてみることに。

 

「自分を大切にしてないときって、どんなとき?」と、聞かれて、

 

「本当はやりたくないのにやらなあかんとき」

「がまんしてる」

「転んだりしたときに、あ〜自分はばかだなって思うとき」

「疲れてるのにな、スイミング行かなあかんとき」

…などなど、こどもたちは自分の生活を思い出しながら感じたことを話してくれました。

 

「じゃあ反対に、自分を大切にしているときって、どんなときやろうね?」

 

ということで、思い思いに付箋に書いていってもらいました。

「自分のやりたいことをする」っていうのもあるし、「やりたくないことは嫌って言う」というような、NOと言う、ということを書いてくれた人もいました。

なるほど〜…。NOを言うのも自分を大切にすることなんやなあ。

学習が始まる前はハートの中が空っぽだったのが、みんなそれぞれの考えでいっぱいになりました。

 

「じゃあ次は、人を大切にするって、どういうことかな?」

「人って、友だちもそうだし、お母さんも、きょうだいも、スタッフも、人やね。」

そんな投げかけがあってか、

「一緒に遊ぶ」

「大丈夫?って聞く」

「弟の好きな遊びをする」

「人をケガさせない」

「手伝う」

「誘う」

…など、こちらもみんなの考えでハートの中は埋まっていきました。

 

 

その後は個人ワーク。

自分も人も大切にするということをベースに、この1学期自分はどんな風に過ごしたいか、自分の言葉で書いてみることに。

 

どんなチャレンジをしようか、学習面ではどんなことをがんばろうか、自分の心に聞きながら、それぞれにワークに向かっていました。

 

 

(M.F)