しあわせな人生の見つけ方~こどもの森のハッピーアドバイス➂~


3月13日(水)、子育てカフェを開きました。

今回のテーマは「しあわせな人生の見つけ方」

「しあわせ」と「自己肯定感」の関係性について論理的にお伝えし、

しあわせな人生を見つけるために、どうしていけばいいかを一緒に考えました。

 

「幸福学」という、人が幸せを感じるしくみを心理学や統計学を用いて科学的に研究する学問があります。

以前子育てカフェで少しご紹介したことがありますが、

人が幸せを感じるためには

「やってみよう」

「ありがとう」

「なんとかなる」

「ありのままで」

の「幸せの4因子」があると幸福学で言われています。

その4つの因子を高めることができれば、人は幸福を感じるということになります。

そこで、参加者のみなさんに、まずは幸福度チェックシートに記入していただき、

今のご自身の幸福度を確認していただきました。

 

 

次に、4つの因子について詳しく見ていきました。

そこには、自己肯定感を育むための要因が深く関係していました。

 

「やってみよう」因子は、意欲。

意欲は、子どもの心の成長に不可欠な「甘え(依存)」と「反抗(自立)」の行ったり来たりの中で生まれます。

意欲は、甘えをじゅうぶん受け止めてもらえた時に生まれるのです。

 

「ありがとう」因子は、「感謝」

誰かの役に立つとき、人はしあわせを感じます。

「ありがとう」をたくさん伝えることで、自己肯定感が育まれます。

 

「なんとかなる」因子は、「信頼」

自分を信頼し、人生を信頼できる子どもの心のベースは「安心感」なのです。

この楽観性がしあわせな人生を生きる大切な要素となります。

 

「ありのままで」因子は、「自分軸」

何かができる、できないに関わらず、ありのままの自分で大丈夫、という感覚です。

甘えを受け止める、人と比べない、親の思い通りの「いい子」に育てないこと。

それが子どもの自分軸を育むコツです。

 

このように、4つの因子を育む行為や、

そもそもその相手を尊重し、対等であろうとする在り方が

子どもの自己肯定感を育むことになることがわかりました。

 

そして何より、子育ての一番の基本は、

「親であるあなたが幸せでいること」

ただ、それだけなのです。

幸せは伝播することが科学的にわかってきているのです。

 

 

講座の後半は、参加者のみなさんにグループで話し合っていただきました。

テーマは「しあわせな人生を送るために、今日から何をやりますか?

すでにやっていることは何ですか」

 

話し合ったことをシェアしていただくと、こんなにたくさん意見がでてきました。

 

・自分の親と自分を分けて考える

・一人の時間を作る

・思うように行動してみる

・過去の自分の行動はスゴイと認める

・自分のご機嫌をとる(散歩とか)

・子どもが不登校でも自分を責めない

・世の中の価値にあてはめない。それぞれ意味があると気づくこと

・子どもと一緒に料理してみる

・朝、カーテンを開けて空を見る。自然に感謝。わたしに感謝。

・自分が幸せだということを言葉にして伝える

・鏡を見て「笑顔がステキ!」と言う

・「ありがとう」をどんどん伝える

・ハグする

・いやなことは、いやと言う

・好きなものを食べる、飲む

・自然とふれあう

・人をほめる などなど…

 

すてきですね!

ぜひ参考にしていただければと思います。

 

最後に、みなさんで輪になってひと言ずつ感想や気づきをシェアしていただきました。

 

以下、参加者のみなさんの感想です。

・自分のしたいことを実現していくって普段大事だと思っているけれど、こうやっていろんな人を話して、紙に書きだすことでより自分の中に落とし込むことができたのがいい機会だった。

・今日来て、不安になったりイライラしたりしたときに、「世界を信頼する」って聞いてそこだなあと思った。いろんなことがあっても「大丈夫」って思えて、わたしがここにきていること自体がしあわせなことだなあと思えた。

・いい時もよくない時も、ありのままの自分でいてOKなんだと、自分にも言ってあげる。甘えてもいいし、そうすることで自分の中に安心感が生まれて、ハッピーになれるということを、自分自身にも実践していきたい。それが家族にも伝染していけたらいいと思った。

・自分のしあわせについて考えたことがなくて、そういうのが考える良い時間になってよかった。自分のやりたいことをどんどんやっていこうと思った。

・自分を信頼するということが大切と思った。自分が自分の一番の理解者になろうと思った。

・自分からしあわせになってそれを発信していきたい。

・まずは自分を癒して、自分の気持ちを大切にしてあげたい。

・なんでこんなにしんどいんやろって思って今日ここに来たのだけど、「受け入れる」ということができてなかったのだということに今日気が付いた。

・ポジティブな言葉をシャワーのように浴びせるということをやりたい。

・自分の心に余裕を持ちたい。

・すべてに感謝。

・こんなに真剣に人生を生きてる人がたくさんいて、心強いと感じた。専業主婦であることに劣等感を感じていたが、今日はそこを掃除していこうと思った。

・難病の子どもがいるが、「運がいい」という言葉を言ってあげたいと思った。自分を押さえないで自分のやりたいことを自分のために生きるのがいいなと思った。ここのところそれができているので、幸福度があがったのかなと思った。

 

ファシリテーターの鹿毛さんからひと言。

「いい話を聞いてもいざ実行となると実行できないという問題がありますね。

そんなとき、手っ取り早くすーっとする方法があります。それは、

上空を見あげて、ゆっくりと呼吸をすること。

下を向くと気分がさがり、上を向くと気分が上がるんです。

自分のハートチャクラのところに、あったかくて愛いっぱいというイメージをすること。

これだけしますと、心がすーっと落ち着くんです。」

 

イライラしたり、落ち込んだときには、ぜひ空を見上げて呼吸してみてくださいね。

この広い空の下、こうやって生きていることを感じると、悩みや不安も少し軽くなるかもしれません。

わたしたちはみんな、一人ひとりがかけがえのない存在。

そのことを時折思い出して、心をあったかくして生きていきましょう。

 

今回で、子育てカフェはひとくぎり。

2018年度もたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

また4月からも引き続き、「こどもの森のハッピーアドバイス」として

さらに充実した内容をお届けします。

お楽しみに!

(A.M)

 

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「こどもの森のハッピーアドバイス」

2019年度シーズン1がスタートします!

第1回目は4月17日(水)10時より

「しあわせな子どもに育てるために」

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