もりラボ企画「コミュニケーション講座」


2月2日と3月2日の2日間に渡り、もりラボ企画「コミュニケーション講座」を開催しました。

 

もりラボ企画とは、認定NPO法人箕面こどもの森学園の会員さん(もりもりサポーター)がやってみたいイベントや講座を企画し、それを実施するというものです。

 

今回は、こどもの森スタッフで子育てカフェ担当の守安が企画した講座で、

コミュニケーションの基本となる「聴き方」「伝え方」を習得し、それを使ってお互いがハッピーになる解決方法を学ぶというもの。

 

2日間、合計8時間の濃い時間を、立場も性別も様々な3名の受講者のみなさんと過ごすことができました。

 

講座の内容は以下の通り。

①私たちがふだん無意識に使っているコミュニケーションのやり方について

(「コミュニケーションを阻む12のパターン」)

②12のパターンを体験する

③12のパターンを使わないコミュニケーションの方法、「能動的な聴き方」

④「能動的な聞き方」を体験する

⑤小言を言いたい時は「わたしメッセージ」で

⑥「わたしメッセージ」を作ってみる

⑦みんながハッピーになる解決法「勝負なし法」

⑧「勝負なし法」を体験する

 

3名の受講者の方たちはそれぞれ、目的をしっかり持って参加されていました。

対話やロールプレイをして、お互いに感じたことを伝え合う中で、

自分1人では気づかないような視点から自分のクセに気づくことができたり、

体感として理解できたりしたようでした。

 

参加された方たちの感想です。

*これまでは子どもの気持ちをじっくり聞く前に、こちらの「こうしてほしい」という要求を出していたということに気づいた。ロールプレイをすることで、自分のクセが見えた。わたしは「わたしメッセージ」が苦手だが、それは自分の本音の欲求に気づきにくいからだとわかった。自分軸ではなく、自分じゃない軸の表面的な「わたしメッセージ」で伝えていたことに気づいた。

*能動的な聴き方のロールプレイは思ったより難しかったが、能動的に聴いてもらうと安心感を育めるのだと実感できた。

*わたしはこれまで相手に対し、「こう思っているんだねー」と受け止めることをしていなかった。すぐに意見や提案をしていた。これからは「こう思っているんだね」を反復しようと思う。わたしメッセージは、自分の諸事情が相手にしっかり伝わると、相手が行動を変えやすくなるのだと思った。

 

1回目の終わりには「日常の中の会話を記録してみよう」という課題もあり、

まる1ヶ月間、ご自身のコミュニケーションを意識していただきました。

 

今回の講座が、参加された方たちのこれからにお役に立つことを願いつつ…

(A.M)