食べられる野草と飼いたい生きものさがし


 箕面こどもの森学園の選択プログラムの中に、「しぜん」というのがあります。子どもたちは自然が大好き。自然に触れながら、いろんなことを考えて、自然や環境を守る大切さを感じてほしいと思い設定されました。
 子どもたちと話し合って、「食べられる野草と飼いたい生きものさがし」として北公園に出かけました。
 とても暑かったのですが、子どもたちは、元気よく、草むらをかきわけ、道なき道を行ったり、崖を登ったりしていました。
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 食べられる野草を探す子どもたちは、ヨモギ、クズの新芽、たけのこを収穫しました。
 飼いたい生き物を探す子どもたちは、カナヘビとトカゲ、ヘビを探していたのですが、この日は見つかりませんでした。
 お弁当を食べ、学校にもどりました。もどってから、ヨモギとクズをてんぷらにして食べました。クズは皮をむくのが面倒くさいのですが、とてもおいしかったです。
 たけのこをゆがいてたべてみましたが、時期が過ぎていたのか、灰汁が強すぎて食べられませんでした。
 たけのこをゆでたら、なかに虫の幼虫がいました。「気持ち悪い~」と大騒ぎする子どもたちの中で、2年生の男の子が「かわいそうやから、お墓に埋めてあげよ」と言い、一人で学校の校庭にお墓を作ってくれました。
 大人にとっては、たかが虫でも、子どもはもっと自然に近い存在なんだな~と改めて思いました。
 今は、雑草を何の気なしに抜く私も、小学生の頃、親が抜いた庭の雑草を「かわいそうだ」と思って、親に内緒で裏庭に植え直してあげていたことを思い出しました。