インド料理店へ行きました 


 白島にあるインド料理店に行きました。 “世界の料理”(今年の選択プログラムのひとつ)で最初にインドの料理を学習することになり、担当のスタッフが自分たちで料理を作って食べるだけでなく、インドの人が実際に作っているところを訪ねてみてはどうかという提案にこどもたちが賛成して行くことになりました。 
 2年生の男の子がすすんでインド料理店に電話をして訪問をお願いしようとしたことに驚きました。
 お店に行くとインド人男性二人と日本人女性一人が私たちを迎えてくれました。あいさつのあとすぐに調理場に入れて下さって本場と同じに作られたタンドールと呼ばれる粘土製のつぼ窯型オーブンを見せてもらいました。
 
 タンドールの中では炭の火が赤くおこっていました。ナンの生地をひとつ取り出しすばやく両手で叩きながら伸ばし、ペタッとタンドールの中の壁に貼り付けると見る見るうちに生地がふくらんできます。十分ふくらんだら2本の鉄の棒ではさんでナンを取り出しました。それにバターを塗って切り分け試食させてくださいました。ふっくらと焼きあがったナンにこどもたちは「すごくおいしい!!作ったのとぜんぜんちがう!」と二日前に自分たちが学校で作ったものと比べていました。
インド料理1
 また金属の容器に入ったさまざまなスパイスがあり、実際にカレーを作るところも見せていただきました。出来上がったカレーの味見をした5年生の男の子は食べるやいなや大きな目を開け「うまっ!!」と声を上げ、続いて試食したこどもたちも「おいしい!おいしい!」と関心した様子でした。
インド料理2 インド料理4
 その後お客さんが入って来られて調理場が忙しくなったので、インドに留学の経験のある日本人の女性がみんなの質問に答えて下さいました。インドの暮らしや習慣、宗教上の理由で牛肉を食べない人が多いこと、お肉を食べないベジタリアンの人がたくさんいること、ヨーグルトはふつう自家製で毎日カレーやラッシーに入れて食べること、お店にかざってある神様のポスターや装飾品の説明もしてくださいました。
 帰りにヒンディー語でナマステー(こんにちは・さようなら)とダンニャワード(ありがとう)と挨拶をして帰りました。 今回はインドの料理でしたがこれからさまざまな国の料理をテーマに学習していく予定です。こどもたちが料理だけでなくその国の文化にふれ日本との違いに気づき、色々な国に興味を持つきっかけになればと思います。