テーマ「食べものの旅」高学年発表会


11月20日、テーマ学習の発表会がありました。

今回のテーマは「食 ~食べ物の旅~」です。

高学年では、「つくる責任、つかう(買う・食べる)責任」という視点を持ちながら、一人ひとりの興味、関心にそった事柄を調べました。

最初の発表はMさんの「よつばの野菜」

自宅で食べている野菜の購入先を調べ、有機農産物・無添加総菜などを作っている会社だと知りました。自前の農場・工場を持っていて学校から見学にも行ったところです。これまでスーパーの物と同じだと思っていたMさんには初めて知ったうれしい事でした。パワーポイントをはじめて作り、落ち着いて発表できました。

次はHさんの「チョコレートができるまで」とRさんの「ミツバチがいなくなったら」

 

Hさんは、カカオ豆がチョコレートになる間に起こる「発酵」をキーワードに調べました。模造紙に写真を貼り、伝えたいことを文章にして、わかりやすく記し発表しました。

そしてRさんはミツバチの生活を詳しく調べ、人間との関係などをまとめて発表しました。ミツバチが住みやすい環境を作ることが人にとっても大切な事を伝えました。

その次は近くのスーパーとごみ処理場を調べたTさんです。

 

有機食品などを自宅で購入している先のお店についてと舞洲ごみ処理場を見学した時の事を発表しました。ごみ処理場をテーマパークのような建物に作ったデザイナーの紹介も写真入りで説明しました。

そのあとは「和牛と国産牛の違い」、

国産と外国産の食品の値段の違いに疑問を持ち、経済や流通を含め、詳しく調べました。

次は「炭水化物について」

家でよく食べるうどんから、炭水化物に興味を持ち、でんぷんについて農産会社に質問したことなどを含めた発表でした。

「オーガニック食品」

オーガニック、有機食品の説明や、オーガニック食品を食べる家族とそうでない家族についての比較など興味深いお話がありました。

 

「食料自給率」

食料自給率とは何かを調べ、50年前と現在とで食べられているお米の量の比較や、自給率を上げるためにどうすればいいのかを、自分なりに考えた発表でした。

そのほかに「品種改良」「ごみのゆくえ」「食品添加物」「ごみの旅」「食品ロスのうらがわ」など、それぞれが疑問を感じくわしく調べたことを発表しました。

発表の後の振り返りの時間には、学習して気づいた事、わかって良かったこと、これから自分にできる事に加え、他の人の発表を聞き良かったところや改善点などを出し合いました。

今回のテーマ学習は、一人ひとりがそれぞれの視点から「食」の生産・消費・流通に目を向け、日本や世界の農業の現状を知り、自分の食生活に責任を持つことの大切さを意識することにつながった学習になりました。

M.Y