5月の子育てカフェはシリーズの2回目。
「主体性~自ら考え、自ら動ける子~」というテーマでした。
初めに、第1回目の内容の思い出しをしました。
第1回目では、どんな子どもに育ってほしいのかを参加者のみなさんと考えました。
そして、わたしたちが育みたい3つの力(主体性、協働、創造力)についてお伝えし、
その土台になるのは、自己肯定感であることを確認しあいました。
(第1回目のブログはこちら
https://kodomono-mori.com/blog/?p=11877)
そして、自己肯定感が生きる力の土台であることを再確認しつつ、
育んでいきたい3つの力のうちのひとつ、「主体性」について、
こどもの森の実践を応用して、おうちでもできることをみなさんで考えていただきました。
みなさんから出てきた、子どもの主体性を育むおうちでできる工夫の案です。
・家族の一員として認める。
・まるごと受けとめる。
・家族会議を開き、子どもの思いを最後まで聞く
・やりたい気持ちを尊重し、その気持ちを共有する
・できなくて困るのは子ども。腹をくくって見守る。
・ありがとうを伝える。
などなど。
「なんでも受け止めたらわがままになってしまうのではないでしょうか?」
そんな声が聞こえました。
これは、子どもの「行動」と「存在そのもの」を一緒くたにしてしまっているからなのです。
もちろん、よくない行動を子どもがしてしまったときは、「その行動はよくない」と伝えていいのです。
なんでもかんでも「よい」とする必要はありません。
自己肯定感とは、子どもが自分の存在そのものをまるごと受け止めてもらえたと感じた時に育まれます。
よくない行動をしてしまった時、おとなが
「それはよくなかったね。でも、そうしてしまう理由があったんじゃないか?」
と、子どもの気持ちに寄り添う態度でいると、
子どもは、「行動はよくなかったけど、自分自身を否定されたわけじゃない」
と感じることができます。
つまり、おとなが「行動」と「存在」を分けて考えることが大切なのです。
自己肯定感がしっかりと育まれていると、子どもはどんどん意欲的になり、
自分の人生を主体的に生きてくようになります。
大事なのは、心の土台「自己肯定感」なのです。
次回は6月13日(水)10時より、「➂共働~良好な人間関係をつくれる子~」です。
イベントページはこちら
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(A.M)