今学期のテーマは「めぐるいのち」です。
テーマ学習として、犬猫の孤児院「ハッピーハウス」に行ってきました!
なんと、現在は犬猫合わせて550頭ほどいるそうです。
こどもたちは動物に会えるということで、ワクワクしながら向かっていました。
到着すると、さっそくたくさんの犬が迎えてくれました。
スタッフの方に触れ合い方を教えていただき、優しく触れ合います。
スタッフの方の案内で、ハッピーハウスを巡ります。
こどもたちもたくさんの動物と触れ合えてとても楽しそうです。
中には、病気や事故で弱っている動物もいました。
足がない犬。
食べてもすぐ吐いてしまう犬。
立てない犬。
こどもたちも犬猫がどんな様子なのか、なぜそうなってしまったのか、スタッフの方にたくさん質問していました。
スタッフの方は、「動物を飼うということは、最終的にはこのように弱ってる姿でも受け入れるということ。それを見て欲しい。」と言われてました。
こどもたちも動物の可愛いだけではない部分を見て何か感じることがあった様子でした。
今回受け入れてくださった「ハッピーハウス」を運営されているのは、公益財団法人日本アニマルトラストさんです。ありがとうございました!!(Y.T)
ハッピーハウスHPはこちら↓
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引率したスタッフのつぶやき。
1学期はいのちについて学んでいます。
今日は子どもたちと能勢にあるハッピーハウスというどうぶつの孤児院に行ってきました。
ここには様々な理由で保護されたどうぶつたちがいて、ここで暮らしながら新しい飼い主さんを待っています。
最初に案内された部屋には、体が弱った犬や足が2本ない犬が寝そべっていて、どうぶつのにおいがしていました。
部屋に入りかけた子どもたちは口々に「くさい」「くさい」と言い出しました。
これだけたくさんの犬や猫が暮らしている上に、怪我や病気の子たちもいるのだから、においがして当然。
そんなどうぶつたちを日々お世話している方たちの前での子どもたちの発言に、わたしは困ってしまいました。
子どもになんて伝えようかなあと考えているうちに、
子どもたちの方はどんどん外へ出ていって、
放し飼いになっているわんちゃんをなでなでしたり、
「早く他の犬を見に行きたい!」と言ったりし始めました。
そして、施設内を見学しながら、
「かわいいなあ〜」
「すごい声やなあ〜」
と熱心にどうぶつたちを見ていました。
係の方が
「年をとって弱っていくペットの姿を見るのが辛いからと言って、ここにペットを置いていく飼い主さんもいるのよ」
と話されると、
「え〜!そんなんあかんやん!最後まで飼ってあげないと」
と答える子ども。
さっきの二本足のワンちゃんが、左前脚と左後ろ脚の二本だけで上手に走り回るのを見て驚く子ども。
どうぶつの生きようとする力ってすごすぎる!
帰り際には、「ここのこと、ママに教えたい!」と言って、
何人もの子どもたちがハッピーハウスの広報誌をもらって帰っていました。
子どもって自分の感じたことをすなおに表現しているだけなんだなあ。
「くさい」も
「かわいい〜」も
「ママに教えたい!」も
もしかしたら、このにおいの体験も含めて、
今日出会ったどうぶつたちのいのちを感じたんじゃないかな。
いのちのことを考えるとき、
ただ美しく、尊いイメージだけでなく、
くさかったり、汚れていたり、もっと泥臭い現実も当然あることを、今日の出来事を通して思うことができてよかった。
それにしても、
ハッピーハウスはあれだけのどうぶつたちを保護しているにもかかわらず、とっても清潔でした。
本当に、どうぶつたちを大切に扱っているんだなあ。
いろんなことを感じた1日でした。(A.M)