お読みになった方々からレビューをいただきました! ****************************************
☆明橋 大二さん(精神科医、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長) 私の生まれ故郷である箕面に、こんなステキな学校ができているとは知りませんでした。 「一人ひとりの個性を大切にし、伸ばす学校」、「自己肯定感を育む教育」とスローガンはあっても、現実の教育現場では必ずしもそうなっていない。むしろ逆の関わりをされることも少なくありません。 子どもの気持ちを尊重し、意欲を育むことを通して真の教育のあり方を追求する「箕面こどもの森学園ん」の取組みを、心から応援しています。
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☆加藤 幸次さん(日本個性化教育学会会長) URL: http://zenkoren.com/ 私は、子ども一人ひとりの個性の育成を目指して、公立学校の、特に、授業の改革に努力してきたつもりです。しかし、このところの公立学校を見ると、「教室」という閉ざされた空間の中で、教師中心の授業に舞い戻ってしまっています。他方、いじめとと不登校児は一向に減る兆しはありません。 私に言わせれば、学校は「学力向上」という呪詛に、かな縛りにあっているのです。それこそ「死ぬ瞬間に振り返るとき、」自分は何をしてきたのか、恐れおののくことになりそうです。 『箕面子どもの森学園』のような、一人ひとりの子どもの個性を十全に育てる学校づくりに、もっと、努力してくるべきであった、と自責の念を持ちつつ、人生を終わろうと、もがいています。
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☆みねさん先日は、新聞の広告欄に載っていて家族で「おぉ!」っと驚きの声(笑) スタッフとして関わり、その真っただ中にいる時は見えなかったり迷いだったりしたことが、長年の結果として現れてきたんだなという思いで読ませていただきました。 特に自分が関わらせてもらったお子さんのその後の成長ぶりは、それぞれ自分自身で築いてきた目標なり道をしっかり進んでおられ、思わずため息が出るほど感慨深いものがありました。 当時を思い出すといろいろと懐かしい場面がよみがえります。工具やお料理などの技術や知識は大人顔負けなこともありましたし、並の子たちよりよっぽど生活力がありました(笑) 自分の将来の目標を達成するには、普通の義務教育を受けた後だったり、このようなフリースクールから向かっていくなど、方法はいくつもあって、どれも間違いとか正しいとかはないですが、ある程度の年齢までは敷かれたレールに沿うことが一般的な中、先が見えづらく不安が大きい選択をされた子どもたちや親御さんの思い切りと勇気に今さらながら感心する思いです。 同じ目標に到達する人間の中でも、ここで育った子どもたちはおそらくちゃんと自分で考えて判断して行動する能力の点で他人より秀でているのではないでしょうか。 先々の変化が著しい現代では多様性を求められて、このような学校がもっと貴重になってくるだろうし、珍しい存在でなくなればいいと思います。 これからも益々のご発展を応援しております。
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☆古山 明男さん(多様な教育を推進するためのネットワーク(おるたネット)代表 「こんな学校あったらいいな」というタイトルですが、この本は大阪箕面市に実際にあるユニークな小学校が、どのように生まれ、どのように運営されているかについて書かれた本です。ただの理想論ではありません。 はじめに、この学校での子どもたちの様子が描かれます。クラスは、低学年(1〜3年生)と高学年(4〜6年生)の2クラスがあります。はじめから、異年齢の子どもたちが教え合い、学び合うことが想定されているのです。「〇〇ってなに−?」と尋ねる子、「あのな、〇〇ってのはな、・・」と得意になったり、優しくなったりしている子。異年齢でクラス構成をするタイプの教育は、落ちこぼれを出しにくいことで定評があるのです。 カリキュラムは、言葉と数についての学習、テーマ学習、子どもたちの発意によるプロジェクト、など、学習指導要領型の学校とはまったく違った発想でできています。子どもたちの自発性と創意をいかに引き出すかに、すべての関係者が全力をあげてできた学校なのです。 読み進めるにつれ、この学校を支える教育哲学が浮かび上がってきます。シュタイナー教育、サドベリー型教育、フレネ教育、イエナ・プラン教育など、じつにさまざまな教育の理論と方法を研究しているのです。その背後には、子どもたちの幸福感、つまり有能感と自尊感情、をもっとも重要なものと考えている人たちが、このような理論と方法を取捨選択していった姿が浮かび上がります。 創設者たちが何を考え、何をしたかも、書かれています。現実の資金問題、制度問題にも触れられています。 これだけ深い内容を、よくこれだけ読みやすくてコンパクトな一冊なまとめたものだと、心から感心しました。
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☆玉井 啓介さん「自分の本当にやりたいことに、人生の早い時期に出会った人は幸いです。いや、本当は誰でも成人するまでに一度はそれと出会っているのですが、それを忘れてしまっているのです。成長の過程でいろいろなことに出会うので、本当にやりたいものがなんだかわからなくなります。」(p.86) 「自分の本当にやりたいこと」を最大限に尊重してくれる学校。本書を一読して、タイトルにある「こんな学校」について考えたとき、私はそういう風に思いました。 「自分の本当にやりたいこと」に「出会え」るように、「出会え」たらそれを「忘れてし」まわないように、さらには「なんだかわからなくな」ってしまわないように、この学校では様々な実践が行われており、それらが惜しみなく紹介されています。そこにはもちろん、「自分の本当にやりたいこと」を持つ、自分以外の他者を尊重する智慧も、たくさん詰まっているように思いました。) そして何より、子どもたちの「本当にやりたいこと」を最大限に尊重にする理由は、やはりそれが、先生方自身の「本当にやりたいこと」だからなのだなぁ、と強く感じさせてくれた第3章、大変読みごたえがありました。) オルタナティブ・スクールの教育実践に関心がある方だけでなく、「自分の本当にやりたいこと」について今一度考え直してみたい方にも、たくさんの示唆をくれる本だと思います。私自身、たくさんヒントをもらった気がします。今年この本とこの学校に出会えたことに感謝したいと思います。
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☆しゅんさん5歳と2歳の娘を持つ父親です。 そうそう、これだよ!これ! 子どもを持つ方は是非読んで 子どもの可能性を この学校の子どもたちは、 でも、こういった答えがないことを そして、小さい頃から自分が まさにこの本のタイトルのように 最後に。 本当にカッコイイ著者の方々です。
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☆田中 仁一郎さん(フレネ教育研究会会員)URL: http://freinet-japan.sakura.ne.jp/ 本の体裁はコンパクトながら、「大きな挑戦」とある。が、挑戦者は表紙に溢れんばかりの子どもたちなのだ。 表紙の木造りの矢倉、登り棒の造り手は子どもたち。その一部始終をスタッフの記述からうかがうことができる。 「だれか、一緒にやらない」と言う子がいて、「うん、ぼくもやろうか」という子がいる。 まわりで聞いていたスタッフが「どれどれ」と話にのる、そして、少しずつ始まっていった、という。 ページを繰っていくと、そんな日常の子どもの活動の様子が鮮やかにうかびあがってくる。 フランスのフレネ学校の子どもたちもそうなのだ。作ってはこわし、そしてまた作り直す。 そこで遊び、話をしながら、しょっちゅう手を動かしている。 いく枚もの子どもたちとスタッフの写真から、互いのコミュニケーションの様子が伝わってきた。 スタッフの「立ち位置」のくだりは、実に新鮮だ。 学園を訪れ、矢倉に触ってみた。実にどっしりしていて、ピクリともゆすれない。 子どもたちの仕事が、丁寧なことがわかる。 園舎のどのアトリエも、子どもたちの手で整理されていた。 「ひとつの教育のあり方」を目指されたこの十年の苦労と歓び、ひとりでも多くのひとに届けたいものだ。
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☆施 治安さん(株式会社遊企画 代表取締役、 "大阪を変える100人"会議 事務局長)URL: http://osaka100kaigi.com/ 私も小中学時代までは、まじめに教科成績が良かったものの進学校であった高校時代、懐疑的な受験勉強からはドロップアウトした口で、スポーツ部活や社会問題を考える活動ばかりに没頭していた青春時代でした。だから箕面こどもの森学園さんの個性と自主性を伸ばしつつ、協調性と社会性を育む取り組みには大いに共感を覚えます。 ****************************************
☆森田 大輔さん(株式会社クレフ 代表取締役,URL; http://ameblo.jp/justsmile-merry/)対話などにより生徒、スタッフが共に学びの場をつくる、理想の学校だと思いました。 ****************************************
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