世界の料理 中国


今回の世界の料理は中国です。

一日目の「中国ってどんな国?」では、「中国」と聞いて思い浮かぶ事をみんなに紙に書いてもらいました。「世界一人口が多い国」「仏教伝来」「漢字」「飲茶」「餃子」「パンダ」「チャイナドレス」などが出てきました。

 

中国は国土面積が世界第3位、人口は世界第一位で全人口の約9割が漢民族で、55の少数民族からなる多民族国家です。

世界四大文明の一つ 黄河文明発祥の地であり、日本のことばや文字、仏教が伝来した古くから深いつながりを持つ国です。これまで三度の戦争―元寇、日清戦争、日中戦争 も経験してきていることなどを知りました。

スタッフが最近中国を訪ねたので、現地で見聞きしたことや体験した事を聞き、その後世界遺産になっている建造物などの画像を見ました。

料理は、地域色がゆたかで、北京料理では、小麦で作った饅頭と呼ばれる中国のパンが主食です。もともと宮廷料理から発達した北京ダック、チンジャオロース、水餃子が有名です。上海料理は魚介とお米を使い、、甘めの味付けで豚の角煮や小籠包、上海ガニが知られている事、四川料理は寒さが厳しい土地柄の為、麻婆豆腐、担々麺など唐辛子を使ったからい料理が多いことを知りました。広東料理は温暖な気候で豊富な食材がある中、さっぱりした味で、酢豚、飲茶が有名です。それぞれ、気候と風土に合った料理が発達したのですね。

2回目は調理実習で水餃子と杏仁豆腐を作りました。

水餃子グループは餃子の皮を作るところから始めました。材料の薄力粉、強力粉、ラード、ぬるま湯、塩をボウルに入れて練るのですが、なかなか種が一つにまとまりません。

少しずつぬるま湯を足して加減を見ながら練っていきました。

「めっちゃ固い、全然まとまれへん。大変!!」

ぎゅうぎゅうと根気よく押しながら種を作り、何とかいい感じにまとまりました。

少し寝かせているうちに、中に入れる具材を作り、粘りが出るまで練っていきます。

杏仁豆腐グループは杏仁霜や牛乳など材料を順に入れて火にかけるのですが、うっかり材料を入れる順番を間違え、時間がたっても固まらなくなってしまいました。残念!

どうしようか考えた結果、冷凍庫に入れ様子を見て次の日に食べることにしました。

その後全員で、餃子の皮の種を伸ばして具材を包む作業をし、鍋でゆでて、何とか時間内に仕上げることができました。

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ゆで上がった餃子は、皮がもっちりとしてとてもおいしくできました。

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後日、まとめの冊子を作りました。表紙、国の紹介、レシピ、感想とページごとに分けて担当しました。

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感想のページには「初めて餃子の皮を作った。最初から最後までみんなで作って楽しかった。また作りたい。」「杏仁豆腐の作り方の順番を間違えたから失敗して悔しかった。でも水餃子を手伝って、すごくおいしかったのでよかった。」「杏仁豆腐がシャーベットになったけどそれはそれでおいしかった。」などがありました。

なかなかうまくいかない時や、失敗することもあるけれど、料理を作る楽しさを知り、みんなで食卓を囲むことが、世界共通の心豊かな時間の過ごし方だろうと思います。将来もし海外で暮らす機会を持った時にも、是非色々な国の人たちと一緒に食事を楽しんでほしいと思います。

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M.Y