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『めぐる生命』(18年度1学期ワールドオリエンテーション)発表会


今年度初めてのワールドオリエンテーション発表会が行われました!今学期が始まってから「めぐる生命」についていろんなことを知ったり、話し合ったり、調べたり考えたりして準備をしてきました。

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前日のスタッフルームでも、最後まで準備をする中学生でにぎわっていました。

 

当日は、朝から自分たちで役割分担をして会場設営やレポート印刷、データをPCに入れてプレゼンのセッティングをするなど、準備を進め、直前のリハーサルをして本番に臨みました。

 

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司会の人がテーマの概要について説明してくれて、個人の発表が始まりました。

 

一人目は、『人工知能』。

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命について取り組む中で、近年話題になっている人工知能が気になりました。そこで人工知能について調べて、それを通して命について考えてみることに。

サウジアラビアで市民権を取ったという人工知能のことを紹介し、人工知能とそうでない知能を持った人間の違いについて考え、あくまでもそれは機械であって、人間の命とは別のものではないかと考えるようになりました。

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・・・これから、人工知能がどのようになっていくのか、注目ですね。

 

二人目は、『生物の誕生と進化』。

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このテーマに取り組むにあたって、いろんな疑問を出していく中で「なぜ命はもっと絶滅しないように進化しないのか?」「性別って必要なの?」のようなものが出て、それについて調べていきました。

進化論について調べたり、遺伝について専門的に研究しているところにいくつかメールで問い合わせたりして情報を集め考えました。

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プレゼンテーションでは、ダーウィンとラマルクの進化論の違いを分かりやすく説明したり、メールの回答を紹介し、「環境の変化のスピードが進化のスピードよりも早いから絶滅することがある」と考えました。また「現在生きている生き物は進化できないため、生と死を繰り返していくことが一番速く進化する方法」だとまとめ、「今の環境を残していくこと」が自分たちにできることだと伝えました。

 

三人目は『遺伝子組み換え』。

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以前に食をテーマに学んだ時にもこのテーマを取り上げましたが、生命について考えた時にも遺伝子組み換えが関わっていると思い、改めて調べてみました。

遺伝子組み換えの仕組みや食品表示の「混入が5%以下なら遺伝子組み換えでないと表記してもいい」ということを伝え、知らず知らずの内に摂取している危険性を明らかにしました。リーキーガット症候群や家畜への影響を紹介し、やはり生命を脅かす危険性が潜んでいると考えました。

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そして、遺伝子組み換えの食品を買わないようにすることがそれを作らないようにさせること、それを身近な人に伝えていくことで広げていけたらと語りました。

 

四人目は『地球温暖化の影響を受けている野生生物』。

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生命について知っていく中で、地球温暖化の影響で氷が解けて氷の上に取り残されているシロクマの姿が気になりました。そこで、地球温暖化の影響に注目して生命について考えることに。地球温暖化の仕組みを簡単に紹介し、シロクマの現状を写真を使って分かりやすく伝えました。

その上で、身近でできることを検討。温室効果ガスをできるだけ減らせるような省エネのものを選ぶことと、外国のものを買うということは輸送にエネルギーを使っているということ、だから地元の食材を選ぶこと、を挙げました。このような対策で地球温暖化が起こりにくくなってほしい、と願いを伝えました。

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また取り組み方については、次はアンケートやインタービューなどの一次情報にもアクセスしたいと目標を掲げました。

 

五人目は『命のルール』。

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テーマに取り組む際に、たくさんの疑問を出して文字にしていきました。その中で、「人は無意識のうちに命に優劣をつけてしまっているのでは?」「人間と動植物の命の違いって?」「なんで『命は大切』なの?」というような深い問いを取り上げました。インターネットでいろんな情報にアクセスしたり、環境保全団体のWWFジャパンにメールで問い合わせたりして問いと向き合ってきました。

もともと絶滅危惧種だから保護する、という発想が腑に落ちず、そこに優劣が作られているのではないかと感じていましたが、WWFからの回答で、「野生生物は地球環境を形作る重要な要素で、その小さくても大事なピースを失うことで地球環境の大きな影響があると考えて保護しようとしている」と知り、納得できました。

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さらに殺人はなぜいけないのか、ということも調べ、それは「命は大切」「その死によって誰かに影響がある」という前提で成り立っていて、「かけがえのない命」とは「代わりがない」という意味であり、その上で場合よっては「大切な一つもあれば、そうでない一つもある」ということになる。つまり「たった一つしかないからかけがえがない」のではなく、私のことを「かけがえがないと思ってくれる人がいる」から、私はかけがえのない存在になることができる、ということになる。誰にでもそう思ってくれる人が一人でもいればいいなと思いました。

そして、今回のことは明確な答えがあるものではなく、自分にも納得がいっていない部分があるため、今後も自分なりに考えていきたい、と締めくくりました。

 

六人目は『尊い命とは』。

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「命とは何か?」という問いかけと「命は尊いという価値観」について取り上げました。

食物連鎖のことを紹介し、人間が動植物を食べて生きていることを伝えたり、宗教のこと、象牙のことを通した動物と経済の関わり、海外で暮らす家族の価値観のことなどを通して、いろんな角度から生命について考えました。

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身近なことに目を向けて、日本と海外の文化や制度の違いにも着目して整理し、自分にできることは何かを考えることができました。

 

七人目は『外来種について』。

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このテーマから思い浮かんだのは動物。その中でも外来種と呼ばれるものについて興味がわき、それが日本の動物に悪い影響を与えているという漠然とした印象しかなかったので、今回調べてなぜ悪いといわれているのか、本当に悪いのかを考えてみることにしました。

 

外来種とは何かについて整理し、スズメのように今では在来種となっているものも古くは外来種であったことがあり、日本の環境に馴染んだものが在来種になっていった、という話も入れて紹介。その上で、なぜ外来種が強いのか、そしてそれがいることによるメリット・デメリットを整理しました。さらに環境省が行っている取り組みについても調べて、動物を取り巻く環境について広く知ることができました。

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結局、外来種は日本に来たいと思って来たわけではないのに、勝手に持ち込まれて悪者にされていると感じ、それを返してあげる仕組みや、一つ一つの命を大切にする意識が大切だと考えました。

 

八人目は『人は土から離れて生きられない』。

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人の歴史に興味があり、今回は動物のことや食べ物のことより、ヒトが生態系に与える影響について考えることにしました。

ヒトがいない場合に上手く循環している食物連鎖。そして、必要な食料だけその日に手に入れている生活をしていた人類の時代もそれが崩れることはなかった。そこからヒトだけが持つ特徴を生かしてヒトはどんどん技術を進歩させ、その結果として生態系を揺るがせていったと分析。

ただ、そんな現代でも、自然と共生している人たちがいることを、フィリピンのバジャウ族を通して紹介。そのバジャウ族も近年は都市化の波にさらされ、ごみ問題に悩んでいるということも…

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結論として、技術の発展と自然と共に生きる生き方と両方を考えた生き方をする必要がある、とまとめました。

 

九人目は『動物虐待』。

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命というテーマの中で、人間が動物をどう扱っているかということに興味がありました。インターネット上に出ているいろんなニュースなどを集め、それも参考にしてアンケートを作って校内で意見を集めました。また、動物実験に関する本(『ありがとう実験動物たち』)を読んで感じたこともきっかけにして、自分の考えをまとめました。

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動物虐待の現状を伝え、そして日本がヨーロッパなどの国に比べて制度的にも整っていないことをデータを用いて指摘。そしてもっと日本自体が動物への扱いを改善していってほしいという願いを伝えました。また、動物実験によって傷つけられる動物がいるのは嫌だけど、そのおかげで助かる命もたくさんあると知って、命について考えさせられました。そして本にあったように、どんな命でも大切に尊重して接するということが大事だということを確認しました。

答えのない問いなので、また今後も考えていきたいと締めくくりました。

 

十人目は『生命の進化』。

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今回のテーマで生命の誕生について学び、「 生命はなぜ生まれ、どのように進化していったのか」という問いを立てました。生命の定義を調べてまとめ、現在主流の化学進化説と、まだ科学的にも解明できないこともあることから「神様が人間を作った」という創造説を紹介。

 

地球の誕生から海ができて、そこで起こった生命の誕生、そこからの進化の不思議さと、いろんな説があるからこその面白さを伝えました。

 

最後は『人間が世界に与える影響』。

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命についていろんな角度から考えて検討し、アンケートを取ったり、いろんな種類の情報を集めて取り組む中で、なかなかテーマが定まりませんでしたが、最終的には人間が生態系に及ぼす影響について調べることにしました。

調べると人間による悪影響ばかりが出てくる中、よいこともしているはずだという観点から情報を集めてまとめました。

戦争だけでなく、サーカスのようなエンターテイメントのために動物が大変な訓練を受けていることがあるということもわかりました。一方、いいこととしては間伐や動物のケガの治療がありました。

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更に人間がどのようにして環境に影響を与えているかを表現したアニメにも出会いました。いいことを探しても、悪影響の方にたくさんの情報があることに気づく結果となりました。

最後に自分の考えとして「人間も動物も植物も大切にする」「自然に優しい商品を開発する」「植林活動をする」を挙げました。

 

※短期体験のSちゃんも、ワールドオリエンテーションの振り返りに時間にミニプレゼンをしてくれました。

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テーマは『動物は人間と同じように扱うべき!?』というものでした。動物の命と人間の命がどう違うのか、という観点で宗教や文化の違いによる扱いの違いなどに着目して情報を集めました。

そして動物が知能を持っているか、という問いに関しても調べて、研究結果から自分は知能があると言えると思うと考えを伝えました。

 

今回も様々な視点からテーマに取り組んだ成果が出た時間でした。いいところもあれば、課題に感じたところもあります。それを振り返りでそれぞれが確認して、次回にも活かしていきます。

今回もいろんな方に来ていただき、感想の紙をいただきました。興味のある方は、また今後の発表会にぜひお越しください。(J.S.)