今学期のワールドオリエンテーションのテーマは「平和のレシピ～ささやかな提案～」。
オリエンテーションを終えて、いよいよ本格的に学びに入っていきました。
9月は主に平和に関することについて話を聞いて考えたり、映像を見たりして情報に触れ、自分自身のテーマを検討していきました。
この日はいろんないろの折り紙を置いて、平和について考えました。
平和や争いというもののイメージがどんな色かを直感で選んで、それを説明してみました。
それだけでもいろんな感じ方がありますね。
その後、今の現状についてYesかNoで答えてみました。
それについても、それぞれが感じていることをシェアします。
そこから個人作業で平和に関する言葉を出してみました。
クラス全体の「平和」に関する観点を集めました。
この日の後半は、今回のテーマに込められた思いを改めて確認し、関連する映像を見ました。
人類の歴史の中で、どの地域でどんな規模の戦争が起こってきたかを短くまとめた映像。
そして、ユネスコからいただいた世界遺産の資料でアウシュビッツの強制収容所と広島の原爆ドームに関する映像を見ました。
平和をどのように捉えていくか、それぞれの視点が見つかっていくはずです。
【平和に関連する年表づくり】
この日は、平和に関連する歴史の年表づくりを行いました。
まずは、前回見た戦争の歴史に関する映像を復習し、年代ごとに役割分担をして調べてみることに。
ここでは20世紀以降の歴史に限定しました。
そして、出来事と、それが起こった背景や理由で付箋の色を区別して書いていきます。
できた付箋で埋められるところから埋めていきます。
調べを進めるといろんなことが出てきます。
出来事と、それが起こった背景を並べていきます。
最後は、それぞれの担当ごとに調べて分かったことを説明していきました。
世界中で、争いごとやそれを解決するための、取り組みがどのようにされてきたのかを知ることができました。
情報を網羅することはできませんが、第二次世界大戦後に一度も戦争をしていない国を挙げた人がいたり、今までの記録で一番短かった戦争はいつの何だったかを挙げる人がいたり、それぞれの視点で情報を紹介し、視点を広げました。
そして、この日は立命館大学国際平和ミュージアム見学と、楠山さんから戦争体験を聞くための事前学習をしました。
DVDを見たり、
作った年表を振り返ったり、
最近のテレビ番組で平和について取り上げたものを見たり、
いろんな視点で考えてみました。
これから、それぞれが平和を作っていくという観点でテーマを設定して学習していきます。
(J.S.)
