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楠山さんのお話 ~少年が見た太平洋戦争~


今日のワールドオリエンテーションの時間は、楠山雅彦さんに来ていただき

「少年が見た太平洋戦争・どうすれば戦争を無くせるのか」についてお話を聞きました。

10歳の時に、当時お住まいだった和歌山市で空襲にあわれた楠山さん。

今日のお話を聞いた高学年と中学部の子どもたちと近い年齢のころに体験されたお話です。

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「みなさんは、生まれた時から今日まで何枚の写真を持っていますか?」という楠山さんの質問に

子どもたちは「うーん、いっぱい」「数えきれないくらい」

 

楠山さんが見せてくださったのはある写真。空襲で焼けてしまったため、

小学校1年生の時のものが、ただ一つ残った小さいころの写真だということをお話されました。

 

つづいて、当時の学校で使っていた教科書のこと、

太平洋戦争が開戦した時のこと、校庭がさつま芋畑にかわったこと、

戦争の影響で、生活や学校での過ごし方が、だんだん変わっていったこと、

また実際に空襲に遭われた時にとても怖い思いをされたこと、

終戦後も食料が乏しく、芋のつるや大豆かすなどで食べられるものは

なんでも食べて命をつないでいた日々。そんな当時の様子を、くわしくお話いただきました。

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そして楠山さんが体験されたお話だけでなく、今の世界で起こっている様々な戦争や

戦争にはいろんな要素が関わっていることのお話を聞いた後に、

楠山さんから「どうしたら戦争は無くせるんだろう?」と問いかけていただき、

子どもたちがそれぞれ考える時間を過ごしました。

 

子どもたちからは

・外国の人と友だちになる

・武器を売らない、買わない

・資源を分けあう

・せんそうは、たぶんケンカと同じで、ちゃんと自分は何でせんそうしたいかを相手に言ったらせんそうは無くなるはず。

・国同士で意見が食い違って戦争が起きるのかなって思うから、国の意見をもっと話し合った方がいいと思った

・紛争の原因を知り、話し合いする場所をつくること

という意見などが出てきました。

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最後に、楠山さんからは

『今世界で起こっているできごとにも関心を持つこと、自分で考えてみること、

そして自分たちの力で平和な社会を築いていってください』と伝えていただきました。

 

実際に戦争を体験された楠山さんからお話をうかがうと、

本やテレビで見たり聞いたりすることからは、はかり知れないことがたくさんありました。

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過去の出来事を知り、当時に思いをはせながら、

『どうしたら平和ってつくっていけるんだろう?』と考える大切な時間となりました。

楠山さん、ありがとうございました。

(R.T)