科学実験:力学(1)斜面をすべる物体の運動


毎回多くの子が楽しみにしている、江角さんの科学実験。今日からは力学について学びます。

 

まずは秒速、時速といった言葉の意味について確認し、実際に自分たちでそれらを確かめていく活動へ。

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3mの巻き尺を、どれだけの時間で歩いているのかをストップウォッチを使って計測します。

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それぞれのタイムから、秒速を割り出します。一人一人の違いにも、なんだか人柄が表れているような気がして面白いです。

 

続いていくつものチョロQを出す江角さん。

「このチョロQはどれくらいの速さかなあ。調べてみよう。」

 

先ほどの3ⅿの巻き尺を使って、同じくストップウォッチを使って計測です。

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「ビー玉はどうだろう?」

「今度はもっと思いっきり転がしてみな。」

と江角さんのかけ声に連れて、どんどんと計測するもののスピードが高まっていきます。

 

さまざまなものの速さを割り出すことに慣れてきた子どもたち。

そこで、

「でも、ビー玉みたいに早いものをストップウォッチで本当に正確に測ることが出来ていたのだろうか。」

と江角さん。

ここで、自作の測定器が登場です!

2本の光がとおっている装置で、1番目の光を遮ると電子タイマーがスタート。続いて、2番目の光を遮ると電子タイマーがストップします。2つの光の間は2㎝なので、これまで使ってきた

速さ = 距離 ÷ 時間

の式に当てはめれば、巻き尺を使わなくても正確な速さが求められます。

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これなら、もっと速い物体の速度を調べられます。

そこで、早速2人組でいろいろなものの速さを測ってみる活動がスタート!

 

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鉛筆のキャップを投げてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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チョロQをこれで測ってみよう。

 

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ビー玉を落としてみたらどうだろう。

 

時速と秒速の関係についても確認しました。

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さらに、江角さんは問いかけます。

「時速40㎞の自動車と、デコピンの速さはどちらが速いと思う?」

挙手して予想を確認すると、2つに割れました。

さて、正解はどっち…?

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必死にデコピンを繰り出す中学生たち。

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思わず笑みがこぼれます。

 

さらに更に、5㎝間隔で線のひかれたレールに、先ほどの装置を装着。球を転がす距離が長くなるにつれて、速さはどう変わっていくかを調べていきます。

 

 

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こちらは少し違う装置に切り替えたところ。左手に持っているスティックで球を押さえ、それを外した瞬間から装置の位置にたどり着くまでの時間が計測できました。

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さて、データが出そろってきたところで、今日のところはタイムアップ。

「また次回もやります?」

という子どもたちの声に、

「うん、次回はこの続きからやることにしよう。」

と江角さん。

 

たくさん話し、たくさん試し、たくさん考える…。

江角さんの科学実験は、いつもとっても知的でワクワクする時間です。

(D.H)