2学期から3学期にかけて、共同プロジェクトで取り組んできた”図書館づくり”。
2学期で形をつくり、3学期でシステムを整えるというスケジュールで取り組み、先日なんとかシステムを動かし始め、貸し出しがスタートしました。
この日は、取り組んできたことを発表しました。
司会は3月から入学の中学1年生が務めてくれました。
体験の短い期間しかこのプロジェクトに関わっていませんでしたが、
クラスのメンバーとして発表会の役割を果たします。
ただ、開始の時間になっても全員が揃いませんでした。
直前で全員のプレゼンのデータを合わせる作業が難航し、開始時間に間に合いません。
そこで会場に「図書館を使ってみてどうだったか」を問いかけました。
そしてなんとか準備が整い、発表が始まりました。
なぜ取り組んだのか?について。
校舎の1階の使い道を決める中で出てきたアイデアを、助成金をもらうことで実現することができました。
ただ、本当に作るのかどうかで長い時間話し合い、最終的に決断しました。
※今回はリモコンが使えなかったため、急きょ役割分担して発表しました。
2学期・3学期にやったことを具体的に発表。
今回は、デザイン(レイアウト)・本棚・本・会計・システムという役割に分かれて取り組みました。
デザインは、キッズスペースを作るためにキューブ型の棚や緑のラグなどを購入。
また手作りで掲示物などを作成しました。
絵を描くことや、ものづくりが得意な2人のチームでした。
本棚は寄付でいただいたものを骨組みから組み立て、横に糸を張って本が倒れないようにするなど、工夫を凝らしました。
木工など大きなものを作るのも得意な2人のチームでした。
本担当は、蔵書を揃えることに力を注ぎました。
小学部、中学部、スタッフの全体から本の希望を集めリストアップして、みんなで古本屋さんで購入しに行ったり、インターネットで古本を注文したり、
ということを主になって進めました。
会計は、キリン福祉財団さんからいただいた助成金の予算の管理をしました。
全体を見て動きながら、お金を使う時には予算と照らし合わせて確認しました。
システムは、いくつかのシステムを調べて比較検討する資料を作り、話し合いの場に出してどれを採用するか決めていきました。
最後に今後のことについて。
今回は「まちライブラリーを作る」ということを目標にして進めてきました。
まだそこまでの仕組みは整っていませんが、今後ウェブも利用して図書館の存在を公開して、自分たちの学校を運営している「認定NPO法人箕面こどもの森学園」の会員になってもらえば、自由に本を借りることができる、という仕組みを検討しています。
会場からの質問に答えて、発表は終了でした。
図書館ができたことで、小学生たちも中学部の校舎で過ごす機会も多くなり、より活発で過ごしやすい学校になっていったと思います。
8人で協働して、プロジェクトを完成させていきました。
来年度は3学年で共同プロジェクトに取り組んでいきます。楽しみです。(J.S.)