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メディアを通して表現すること~卒業生を迎えて~


今日のメディアリテラシーは『メディアを通して表現すること』

ゲストはこどもの森の卒業生で、高校2年生の佐藤芙優子さん。

ユースACTプログラムという高校生の立場から社会問題を考え、より良い社会を考える活動を通して、近々写真展を開催することになりました。そんな活動から感じたことを、今回は『長期プロジェクト』と『メディアリテラシー』の2つのテーマからお話いただきました。

 

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はじめに『長期プロジェクト』について。

ユースACTプログラムや写真展をするきっかけは、

「一年間のフィジー留学で、途上国と先進国の格差や生まれる国が違うだけで夢を叶えにくいことに違和感を感じたこと、帰国後に日本にある社会問題に目を向けるようになったこと。

そして今回の写真展では、在日コリアン、ホームレス、障害をもつ人などさまざまな社会問題に向き合っている人を撮影していろんな人に知ってもらいたいと思ったこと。」

好きな写真を通して、社会問題に取り組むことを決めました。大学生のファシリテーターとともに、企画をたて実行に移し、自身の活動を振り返るプロジェクトです。

写真展を開くための資金もクラウドファンディングで集め、そんな活動を通して「出会った人の色んな想いに支えてもらっている」と感じるようになったことを伝えてくれました。

 

来年度、中学3年生は卒業プロジェクトに取り組む予定です。

それもふまえて、『卒業プロジェクトを考えよう!』というワークショップが始まりました。

 

「最近抱いた疑問や違和感を紙に書いてみよう」という問いかけに、考え込む子どもたち。

– なぜ、お金がいるの?

– どうして軍事費にたくさんの資金が投資されているの?

– どうしてトランプ氏は国境に壁を作ると言い出したのか?

– 普通や常識ってなに?

– なぜ、大陸に住む人はワイルドに見えるのか?

などなどが挙がりました。そうすると、

 

「その疑問や違和感の問題だと思うところは?」

「問題解決のために、自分たちにできることは何だろう?」

「そうすることで、今の現状がどうなってほしい?」さらに問いかけが続きます。

 

プロジェクトの時間にそれぞれが得意なこと、興味あることにチャレンジすることはあっても

『社会からの視点』を掛け合わて考えてみることは新鮮な様子です。

具体的なイメージがわくように、彼女の経験を紹介しながら説明をしてくれました。

そんな今までと少し違った角度から、長期プロジェクトを考える時間になりました。

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つづいて『メディアリテラシー』のお話です。「メディアを使って伝えるってどういうこと?」

誰もが自分らしく生きることができる社会の実現に向けて写真展をしようと思ったこと、

ハンセン病の元患者、ホームレス、在日コリアン、身体にハンディキャップをもつ方、難民として日本に来た方、さまざまな立場の方と会い取材をしてきたことを教えてくれて、実際に撮影した写真もいくつか見せてもらいました。

 

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また写真を撮る時に心がけていたことは、「被写体の方と関係性を築くこと」

「〇〇な人ではなくて、できる限りありのままその人を伝えれるようにしたかったこと」だからこそ

「伝えるためにはまず私自身がちゃんと、知らないといけない」という言葉も印象的でした。

 

『写真が持つ力、メディアの持つ力で、人生が変わることもある。

どう伝わるかわからない。だからこそ、

ちゃんと自分の目で見て知って、きちんと伝えていきたい。』

 

メディアを通して発信する側として、そう真っすぐにお話してくれていた姿に

中学生のみんなも真剣に聞き入っている様子でした。

 

「伝えるというのはただ自分が言いたいことを言うというわけではなく、相手が自分の言いたいことを理解してくれた時に初めて伝わったというんじゃないかなと思う」との感想もありました。

年のちかい卒業生の彼女から直接お話を聞き、『プロジェクト』や『伝えること、メディアにのせて発信することって?』をあらためて考えるきっかけの時間になりました。(R.T)

 

※ 今回お話いただいた佐藤芙優子さんの写真展『糸しい』はこちらから

京都につづき、2月19日に大阪で、3月18日に神戸で開かれます!