3学期のワールドオリエンテーションのテーマは”メディアリテラシー”。
この日は、大阪・梅田に出かけ、街の中のメディアを探しました!
梅田駅で今学期のミッションを確認。
・メディアとは何か?を自分の言葉で説明できること
・普段メディアとどう関わっているかに気付く
・発信側として何ができるか、発信してみる
情報のメディア(媒体)というのは、広い意味でとらえるとたくさんあって、マスメディアのようなものに限りません。
お話をしていた後ろのヴィジョンにも情報がたくさん流れていました。
街の中のメディアを探します。
どんな情報が伝えられているか、感じて考えていきます。
メモを取ったり、写真を撮ったり…
遠くのビルのメッセージを考えたり、
商店街や地下街にも出かけました。
情報の伝え方や媒体はたくさんありました。
そして、アサヒ ラボ・ガーデンの場所をお借りして、ワークシートにまとめます。
そして、お昼ごはんを食べた後は、関西電力本社に向かいます。
実はこの日は26日。チェルノブイリ原発事故があった1986年4月26日に合わせ、毎月26日に原発廃止の訴えをしている方たちがいます。
その方たちの活動を見させていただき、お話を聞こうというのが今回のメインイベントです。
30年以上この活動を続けられている方もいる、「毎月26日のランチタイムに関電前に集まる女たち」のみなさんです。
代表がいるわけでもなく、組織の形がかたまっているわけでもない、毎月26日に関電前に行けば誰かがいる、という集まりです。
それで30年以上も続けられているのです。
活動を見学させてもらい、直接お話を伺いました。
民主主義の国なのに、なぜ国民の声が届かないのか、という質問には「日本は完全な民主主義とは言えない」という意見もありました。
社員の人はどう思っていると思うか、という質問については、昔ほど社員の人の熱意が感じられず、会社の意見を淡々と伝えるようになっている、というお話がありました。
攻撃的なデモ、というよりは、よりよい社会にしていくために伝えるべきことを伝えていこう、という試みのように感じました。
最後は、もう一度梅田に戻って、振り返り。
いろんな情報を聞いて、
「自然エネルギーで電力はまかなえるはずなのに、どうしてそこまで原子力発電が必要なのか不思議に思った」
「原発もよくないけど、風力発電や太陽光発電も身体によくないと聞いたから、どうすればいいんだろうと思った」
という問いを浮かべた人も
「何事も行動しなければ動かない」「おかしいことにはちゃんと言う勇気が必要だ」
ということを感じた人もいました。
本やインターネットの情報だけでなく、実際に現地に行って確かめることの大切さも感じることができました。
(J.S.)