世界の料理 世界遺産になった和食


今回は日本の伝統食、和食について学習しました。

「和食 wasyoku」は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。その申請には、

和食の魅力を世界中の人々に広めるだけでなく、私たち自身が和食の素晴らしさを再認識し、

その伝統を守りより豊かにしていこうというねらいがあったようです。

 

今回の学習ではクイズも交えながら、みんなで漬物や乾物などの保存食、郷土料理、伝統食や食事の作法、

美しさと季節感などについて意見を出し合いながら進めていきました。

「和食の魅力って何かな?」

「見た目が美しいところ。」「なんか健康に良さそう。」「すしがおいしい!」

「すしはもともと魚とごはんを麹で漬けた保存食から始まってるんやで。」

 

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そして翌週の調理実習は今年の3月に仕込んだ豆みそを使った日本料理を作りました。

(その時の様子はこちら!)

 

仕込んでから7か月がたち、味噌がうまくできているのかちょっと不安でしたが、そっと容器の包みを外して見てみるとなんと!色の濃い液体が茶色いみその上にできていてビックリ!!

「あれっ。醤油みたいなのが出来てる!」「これ、たまり醤油とちがう?!」

「えっ!これ本物の醤油や。わぁ、食べたい!!」「食べる食べる!!」

 

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色が濃く少しトロッとしている液体を味見してみると「わぁ。めっちゃおいしい!!」

思ってもいなかった本物の醤油に感動の声、満面の笑顔です。

このみそと醤油を使って、旬のなすびを使った「なべしぎ」と「豆腐とわかめの味噌汁」を作りました。

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部屋にはかつおだしの良い香りと、なすに味噌だれをからめて炒めるジュ-ジュ-という音が学習室に広がります。

ちょっと甘味のあるみそ味の炒め物と手作りの味噌汁にみんなほっこり。

「おいしい!!」とパクパク食べる学習体験で来ているHさん。

「今までなすびは嫌いだったけど好きになった。」というR君。

自分たちで作った調味料を使い、料理ができる楽しさを実感した調理実習になりました。

 

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現代の生活とともに変わりつつある和食ですが、季節感のある美しさ、味の繊細さそして健康食であることに世界の人々から注目されています。今回の学習が和食を見直すきっかけになり、食を通して自分の国の歴史や伝統、文化などを探求することにつながればと思います。(M.Y.)

 

※中学部は現中学1年生と小学6年生(来年度から)であれば、ご入学できます。

ただ、定員がいっぱいの場合もありますので、詳しくはお問い合わせください。

tel:072-735-7676

mail:info@kodomono-mori.com

(担当:佐野)