共同プロジェクト、今学期のテーマは「まちライブラリー」づくりです。
年内には形をつくり、今年度中にシステムを整備する計画で進んでいます。
10月は形をつくる大詰め。いよいよ本格的な動きが出てきました。
いつも実際に図書室になる1F(通称:ラボ)に集合して話し合います。
この日は各担当ごとの仕事を確認して作業をしました。最初にどんな仕事があるか、細かく洗い出しをしました。
意見を出し合って、それを画面を共有しながらリストアップしていきます。
担当は書籍を揃える担当・デザインやレイアウトの担当・棚作りの担当・システム担当の4つに分かれています。
細かい作業を担当ごとに振り分けたら、作業開始です。
システム担当はどのような仕組みで図書館の運営ができるのかリサーチします。
書籍を揃える担当は、以前から集めている希望図書リストを整理して、何をどのようにして手に入れるのか検討します。
棚作り担当は、ご寄付いただいた棚の骨組みを組み立てていきます。
デザイン・レイアウト担当は必要な備品で手作りできるもの、季節ごとに飾り付けをするための素材を作成します。
中身のデザインは、季節ごとに装飾を変えるのがいい、というのが以前の話し合いで出て、その方向で製作を進めています。
最後に出来上がったものを持ち寄り、報告しあって次回に何をやるのか確認します。
作っていく中で、話し合って決める事項を挙げていて、毎回少しずつ話し合っていきました。
これは、話し合いばかり長すぎて疲れていってだんだんモチベーションも下がってくる、という過去の共同プロジェクトの反省を活かしたやり方です。
話し合いを整理して、作業時間も入れながらコンスタントにそれを扱って、少しずつ解決していく、ということです。
今月テーマになったのは「司書をどうするか」と「貸し出しシステムはアナログかデジタルか」ということでした。
司書は、中学部で分担して担当するか、小学部の人にも声をかけて担当していくのか、お昼間にボランティアでお願いするのか…
いろんな観点が出ましたが、もう少し形やシステムが決まってからつめていこう、ということでひとまず落ち着きました。
システムの方は、担当者がまとめたシステムの情報をみんなで確認して話し合いました。
まず、アナログかデジタルか、ということについては、デジタル式でいこうということになりました。
アナログでノートに記録していくのは手軽ですぐに始められるけど、長い目で見たら管理が大変そう。
デジタルは、初期投資としてお金も手間もかかるけど、今時は便利な仕組みもたくさんできているから、
うまく利用して最初にしっかり整備すれば後々楽に、しっかりと管理・運営ができそうだ、ということになりました。
そして、デジタルの仕組みの中でもいろいろあるので、それを比較検討しました。
担当が使いやすそうなものを2つまで絞って比較表を作ってくれました。
それを見て、特徴を考えてどちらを導入するのかを検討。
一方はシステムとしては学校などでよく取り入れられていて使いやすそうだが、
中で使うためだけのシステムで、まちライブラリーとして外部に広めていくには足りない。
もう一方は、SNSとの連携も可能で、その存在を広めていくためにはとても便利だが、
少しシステムとしては複雑で難しそう。
いろいろ意見を出した結果、学校の存在を広く知ってもらうためにも、外部に広めやすいものを使おう
という方向で話がまとまりました。
棚もどんどんできてきて、いよいよ11月には本が並んでいきます。
そして、韓国に行って帰って来た頃から中身の仕上げとシステムの整備を進めていく予定です。
お楽しみに!(J.S.)
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