ハンガリーは7つの隣国に囲まれた、日本の4分の1ほどの面積を持つ中欧に位置する国です。ウラル山脈地方から移動してきた遊牧民を先祖に持つヨーロッパでは唯一アジア系民族の国です。この国の食文化はこれまで外国の影響を受けながら首都ブダペストを中心に創られてきました。パプリカをたっぷり使ったさまざまな料理が有名ですが、大平原で放牧される牛や羊の畜産加工品やサワークリームなども特徴的な食材となっています。
今回はハンガリーの郷土料理、
「ポテトとサラミのオーブン焼き」と「グンデルパラチンタ(ハンガリーのクレープ)」を作りました。
ポテトとサラミのオーブン焼きを担当の人たちは、ゆでたジャガイモとソーセージ(サラミに替えて)を手際よく薄切りにし、層になるように耐熱容器に入れ、上からサワークリームをとろりとかけてオーブンで焼くボリュームたっぷりの料理を作りました。じゃがいもは少しつぶして容器にそわせてひと工夫しました。
「このほうがおいしそう~。」
グンデルパラチンタはハンガリーのクレープで、フランスのクレープのもとになったと言われている料理です。炭酸水を混ぜて作ったクレープ生地にクルミやレーズンをフィリングにして、チョコレートソースをかけます。
「うわぁ。これ、甘そ~。」
クレープの生地づくり
生地を焼いて
チョコレートソースづくり
クレープのできあがり
仕上げの時間を気にしながら、作業をどんどんすすめていく手慣れた様子に感心します。
甘いデザートが苦手な人はチョコレートソースをかけずに頂きました。中学生にうれしいボリュームでおいしくて楽しい時間がすぎていきました。
M.Y