対立って何?けんかって何? 〜3色のぼうし〜


2学期は、平和のレシピ作りに取り組んでいる低学年のみんな。

 

この日は、スタッフから 「対立って何やと思う?」の問いかけから。

こども: 「ん〜、なんか、自分のやりたいこととかが人と違うかったときとか?」

スタッフ: 「うんうん、なるほど〜。考えていることとか、したいことが人と違うってことかな。」


「対立」という言葉を初めて聞く子も、他の人の言うことにじっと耳を傾けます。

 

スタッフ: 「じゃあさ、けんかは?けんかって何?」

これには続々と手をあげるみんな。

こども: 「言い合い!」「取り合い!」「暴言とか暴力とか!」

なるほどなるほど。

 

このあと、対立とけんかの違いについて少し対話をし、

『対立はあって当たり前のこと。それをけんかで解決しようとするのは、人を傷つけてしまって、よい結果を生まない。』

ということを共有しました。

 

さてこの後登場したのが、サルトラ劇場!(※)

サルとトラが、1つのベイブレードを巡って、けんかしたり、がまんしたりしています。

この時に被っているぼうし。それが、3色のぼうしの正体。

 

平和のレシピ作りをしているみんなには、ぜひ黄色い帽子を被っていける人たちになってほしい。

 

対立が起こったとき、

「じゃあ、どうする?」

「こうやって決めたら?」

「なんでそう思うん?」

と、暴力や我慢で解決しようとするのではなく、平和的に解決していけるような人たちに。

 


↑ 自分の帽子、作ったで!

 

この後、サルトラ劇場をやってみよう!ということで、赤・青・黄色い帽子バージョンを、それぞれやってみました。

黄色い帽子の劇台本には、空白のセリフをいくつか用意。

ベイブレードを巡ってやりたいことがぶつかるサルとトラ。この後どうやったら平和的に解決に向かうんやろう?

「この後はみんなで考えてみてね!」 の声掛けに、いそいそとペンを走らせるみんな。

 

ベイブレードの取り合いでケンカに発展しそうなこの状況。リアルにありそうな場面を想像しながら考えます。

 

こどもたちが考えた、平和の作りかたとは?

11/21の発表でも、こどもたちが考えた、『サルトラ劇場~黄色い帽子~』 をご覧いただけます~!

 

(M.F)

 

※今年度より導入しています、 ピースフルスクールプログラムより、参照。