子どもが主体的になるには~自己決定~ Manabeeプログラム第2回目


第2回目の学び場コーディネーター

Manabeeプログラムが開催されました。

テーマは「子どもが主体的になるには ~自己決定~」

前回から約1か月経ちました

前回のテーマであった「自己肯定感」を土台にして、「主体的に行動し、自己決定できる子どもやメンバーが育まれる場づくり」について考えてみます

 

本日も、こどもの森の子どもたちの日課と同様、「ハッピータイム」からのスタート

最初は硬かった参加者の表情はみるみる和やかになり、場の空気も緩んできました

 

まずは、「主体的に生きるとは?」というテーマでの話

「子どもが主体的に生きるって、どういうこと?」、「自分で決めることの良さってなんだろう?」 など、参加者も自分自身で考え、話にも真剣に聞き入ります

子どもの主体性をどの程度まで容認し、「どこまでを子どもに決めさせるのか」は、大きく言えば2つの要素によります

一つは「子どもの能力・年齢」

もう一つが「場を作る大人の価値観」

特に、私たちが学び場を作る時には、大人の価値観や感覚をみんなが共有できていることが大切です・・・・・が、実はこれって普段はあまり重要視されずに流されてしまいますよね!

でも、これを地道に擦り合わせていないことにより、逆により多くの困難を生じさせて苦しんでいることも多いように感じます

大人の価値観として、「子どもは何でも自分で決める力がある」と考える人と、「十分に発達していない子どもには大人が決めてあげなければならない」と考える人では、子どもに対してまったく違う働きかけになりますので、私たちは意識する必要があるかもしれないですよね!

 
続いて、こどもの森で実践されている「主体的な学びのサイクル」の話

子どもの主体性を発揮し、自己決定を促すために、次の一連のサイクルを仕組みとして取り入れており、それを紹介しました

「学ぶ場を決める」→「学習する内容を決める」→「学びのペースを決める」→「やりたいことを決める」→「自分の役割を決める」

 

次に、「大人の価値観が子どもの自己決定の範囲や程度を決める」中で、参加者には「自分のタイプはどうなのか?」という診断をしてもらいました

多くの参加者が、「私と他の人はこんなにも価値観が異なるのか!」との気づきを得て驚いていました

 

さて、共同ワークへ

 

各グループで一人の参加者をケーススタディとして、

「子どもやメンバーが主体的になり、自己決定ができる場づくりのためには?」というテーマで、現状から今後のアクションまで意見を出し合いました

 

そして各グループの発表と質疑応答

 

 

多くの参加者が積極的に発言し、前向きで素敵な場づくりに貢献してくれています

これが一体感のあるチームになるうえで、本当に大切なことなんですよね!

 

 

「主体的に行動し、自己決定できる子どもやメンバーが育まれる場づくり」として大切なのは、「参加者が納得してその場にいると決めていること」、「意見の違いや自分の言動が受け入れられる(失敗してもやり直せる)こと」など、その他たくさんの気づきや学びがありました。

 

20名を超える参加者が創りだす和やかな場で、今まであまり意識してこなかった気づきを得られるこの機会に感謝です!

(T.K)