低学年の人たちの前に、地球のちーきゅんが現れました!
ちーきゅんは、自分が生まれてから今までのことをみんなに説明してくれました。
最初はドロドロの溶岩だったこと、大雨が降って陸ができたこと、
藻が誕生して大気に酸素が含まれるようになったこと、そのうち生き物たちが誕生して二酸化炭素がたくさん出されるようになって、地球がどんどん熱くなってきたこと、
巨大隕石が衝突したらしく、ぐんと寒くなって恐竜が絶滅したこと、
そのうちまた温かくなったり、寒くなったりを繰り返したこと、
そうしてほんとにちょっと前に人間が生まれ、化石燃料を使い出して一気に気温が上がったこと。
これまでは長い時間をかけて温かくなったり寒くなったりしていたのに、今の気温の上昇はあまりに急すぎて、ちーきゅんはとっても困っていること。
そこで、みんなもちーきゅんになって、二酸化炭素のおふとんにくるまったらどんな感じになるか、体験してみることになりました。
順番に、大きなビニール袋に入って少しの間じっとしてみました。
「ちょっと暑くなってきた」
「せまい」「くるしい」
「むしむしする~」
さらにビニール袋を二重にして入ってみました。
「さっきよりも暑い!」
「ちきゅうはずっと入ってるから、もっと暑いんだと思う」
「人間は暑かったらビニール袋から出られるけど、地球は自分では出られないね。」
スタッフがぽつりと言いました。
ちーきゅんを救えるのは、わたしたち人間。
では、いったいわたしたちにできることは何でしょう。
これからそれをみんなで考えていきたいと思います。(A.M)