昨年度の始めにも行った「人も自分も大切にするワークショップ」。
今年度も新しく工夫した形で、低学年クラスで実施しました。
何度も立ち返って確認したい、こどもの森でいつも大切にしていることです。
まずスタッフのまいちゃんから、「自分を大切にするってどういうこと?」
と質問。続いて、「朝起きてから学校に来るまで、もしくは昨日、自分を大切にしたなあ、と思えることを1つ書き出そう。」と投げかけられました。
それぞれに思い思いの場所で、付箋に書き出していきます。
「うーん、どういうこと?」
と頭を悩ませるのもまた大切な学び。他の子と相談する中で浮かんでくることもありました。
韓国のガンジースクールからインターンに来てくれているシウンちゃんも、スタッフも一緒に書きます。
一通り書けたところでみんなで集まってそれぞれが書いたものをシェア。
「お風呂に2時間入ること」
「おいしいものを食べること」
「家族と遊ぶこと」
など色々な意見が出ました。
そんな中、赤い服の女の子は
「人を大切にすること」
と一言。
「どういうこと?」
とまいちゃんが尋ねると、
「だって、人を大切にしたら、自分も嬉しくなるから。それは自分を大切にするってことだと思う。」
と答えてくれました。
深い意見にため息が漏れました。
続いて、雲形の色画用紙に、自分の名前や好きな色などいくつかの質問に対する自分の答えを書き入れるワークへ。
自分を大切にするには、まずは自分のことを知ることが、はじめの一歩。
この画用紙には、その子の誕生日を書き入れて壁に掲示します。
ひらがなが書けない1年生の子も、周りの子やスタッフに助けてもらいながら書いていました。
最後に、それぞれの書いたものを持ち寄って、見せ合います。
一言ずつ自分のことをお話していく中で、お互いのことを知っていくこともできました。
ちなみに、こちらが昨年度の人も自分も大切にするワークショップで出てきた意見を掲示したもの。
とっても大切にしたいことだったので、1年間ずっと掲示されていたものです。
また新しい1年もこのことを改めて見つめ直し、みんなで大切にしていきます。
(D.H)