月に一度の小学部の研究発表会。
今回の発表者は3名でした。
初めは、5年生の男の子の「タクティカル・ベスト」
どうです!このクオリティ。
素材はダンボールです。なんて丁寧な作りでしょう。
彼は途中入学で、今回初めての研究発表でしたが、とても落ちついて堂々と作品を見せていました。
説明のしかたも分かりやすく、とてもすばらしい発表でした。
質疑応答の中で、この作品作りにお父さんがいろいろとよいアドバイスをしてくれていたことが分かりました。
また、これは裏情報ですが、実は彼は発表原稿を前日に家に持ち帰っていて、
うっかりズボンのポケットに入れたまま、洗濯してしまったそうです。
当日の朝、そのことが発覚し、その後はお母さんのナイスフォローのおかげで、彼は無事に発表することができたのでした。
このように、ご両親の温かいサポートがあっての、すばらしい発表となったのでした。
さて、次は4年生の女の子によるピアノ演奏です。
曲は初音ミクの「千本桜」
かなり難しい曲です。
彼女はこの曲を3ヶ月かけてマスターしました。
大勢の人たちが見守る中、彼女は緊張した面持ちでスピード感あるこの曲を弾ききりました。
研究発表会では、わりと工作や木工などの作品発表が多いのですが、
今回のように音楽の発表も、今後増えていくとすてきだなあと思いました。
そして最後は3年生の女の子の作った「つりざお」です。
ダンボールや割りばしなどを使って作っていました。
リールをくるくる回すと、なんと糸が巻き上がる仕組みになっています。
実際に目の前でリールが巻き上がった瞬間、会場から「おお~!」と歓声があがりました。
質疑応答の中で、実は以前も同じものを作ったけど失敗したので、今回再チャレンジだったことがわかりました。
彼女もとても落ちついた様子で、ていねいに作り方やしくみについて説明することができました。
こんなたのしいおもちゃで、ぜひ遊んでみたい!
そんな会場の子どもたちの要望に応え、2人の希望者が実際にこのつりざおで魚釣りを楽しみました。
そして、今回の研究発表会で印象的だったのが、司会の6年生の男の子!
「すばらしい演奏でしたねぇ~」と、アドリブで発表者にコメントするなど、MCがバッチリ!
日頃から場を楽しませてくれる彼らしい、すてきな司会でした。
どの人も自分の言葉で説明していました。
自分の言葉で説明できると、言いたいことがすーっと相手の耳に入っていくものですね。
とてもわかりやすく、作品の質も高い、いい研究発表会でした。
(A.M)