低学年のテーマ学習、この日は北芝(箕面市立萱野中央人権文化センター)へ出かけます。
何人かのこどもたちも行ったことのあるという、らいとぴあ21という場所。こどもの遊び場としても部屋を開放されています。また、部落解放に関しても活動されており、「誰もが安心して暮らし続けられる」地域社会を実現するために様々な運動をされています。
「こんにちはー!」
到着すると、とっても広くて掲示もたくさん。いろいろと見て回りたい様子のこどもたち。
『ここは、町の中で困っている人をなくす活動をしているところだよ』
まずはスタッフの方から説明を受けます。
テーマ学習で、ちがいについて学んでいるこどもたちに向けて、ワークショップをしてくださいました。
「困ってる人って、どんな人がいると思う?」
との問いかけに、
「障害の人」
「耳が聞こえへん人」
「目が見えへん人」
「おしっこが出ない人」
「勝手に体が動いちゃう人」
・・・こどもたちの見聞きしてきたこと、触れてきたこと、など、それぞれの経験から出てきた言葉がたくさんありました。
「差別される人」
こう言ったこどもも。
差別される人= 困っている人、って、そんなふうに感じているんやなあ・・・
そんな話をみんなでした後、『あの子』をいう絵本をみんなで読みました。
噂だけが独り歩きしてしまうこと、それを信じるか信じないか、”あの子” の気持ちは?、自分だったらどう行動するのがよかったと思う?
・・・など、いろんな問いかけをしてくださり、難しいながらみんなもウンウンと考えます。
最後にスタッフの方から、「自分の目で確かめて、『ほんとうにそうなの?』と、考えられる人になってほしい」とメッセージを頂きました。
たくさんたくさん考えたので、ここで休憩!
本を見る子、走りまわって遊ぶ子、「卓球台や!」と興奮気味に話している子たち・・・他にも興味深いものをいろいろと発見した様子。
最後には建物内と、北芝周辺を案内してもらいました。
北芝という地域のことも知れた一日になりました。
(M.F)