今夏、ベナンで開催されたRIDEF(フレネ教育者国際集会)2016に参加した3名による報告会を開催しました。
フレネ教育とは、フランス人のセレスタン・フレネを創始者とするオルタナティブ教育の一つ。RIDEFとは、そのフレネ教育のエッセンスを大切にして、世界各地で活動している教育者たちによる集会です。(今回の大会は24~25ヶ国、約140人が参加。3名はアジアからは唯一の参加でした。)
会は3名の対話を参加者の方々が聴くというスタイルで進みました。
今回のRIDEFのテーマは「参加型民主主義のための市民教育」。
現地の新聞でも取り上げられるなど、注目されていたようです。
こちらは、トーゴでフレネ教育を実践している先生のもとに体験した「目的のない外出」をした際の写真。
その後、この外出の際に見付けたことや気付いたこと、浮かんだ疑問などを共有し、特に気になるものに焦点を当てて、今度は「目的のある外出」へ。
現地のこどもにインタビューしてきました。
かつて、子どもたちを散歩に連れ出したことをきっかけに学びを引き出していったというフレネの実践もこんな感じだったのでしょうか。
また、3名が企画した「アトリエ・ジャポン」の様子も伝えられました。日本文化を紹介した動画と共に身体を動かしたり、折り紙を紹介したり、こどもの森学園の紹介したり、たくさんの方が関心を持ってくださったようでした。
最後に現地の小学校を訪問させていただいた際の話もご報告。
各国の状況によって、取り組みや抱える課題など様々でした。しかし、共通していたことはどの教育者の方も、対話を通して民主的な社会を創る市民を育もうとしていたことであったようです。
さあ、いよいよ明日から2学期がスタート!
ここで得られた学びを活かして、子どもたちと一緒にワクワク学び続けていきます。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! (D.H)