まず初めに“菜の花プロジェクトみのお”の小林さんに、菜の花の資源循環サイクルについてお話を聞きました。
菜の花は、10月に種を撒き、3月に黄色の花が咲き、鞘に種ができた5月頃に刈取り、そして乾燥させた菜の花から種を取り出し搾油します。
菜種油は、天ぷら油として使い、廃油は石鹸やバスの燃料として使用、また油を搾った絞りかすは、堆肥や家畜のえさにするという資源循環について学びました。
実は、菜種油はとても香りが良く上質な油なので、食用とするのが良いというお話も聞きました。
焼き魚や煮物など温かい料理にかけると美味しいとのこと!なんと市場では、100CCが1000円で売られているらしい…。
お話の後は、刈取り作業。
刈取りの合図は、鞘にできた菜種が黒くなっていること。
“美味しい菜種油を搾りたい”と思いながら、注意深く鞘を開けてみると、緑だったり茶色だったり、まだ黒くなっていないものも多かった。
黒くなっているものだけを刈取り、ブルーシートへ…。
小林さんの話によると、全ての種が黒くなるには2週間位かかるとのこと、また毎年同じ場所で菜の花を栽培しているので連作障害も影響しているという話も聞きました。
毎年同じ生長をしない菜の花を注意深く観察しながら、試行錯誤こそがプロジェクトの醍醐味だと感じました。
とはいえ、大きな目的は、一番搾りを食することです!
小林さん、有難うございました。
(Y.N)