早いもので、2014年度もあと1ヶ月ちょっとで終わりとなります。
4月の頃はまだ幼稚園の続きのようだった1年生が、いつのまにかすっかり小学生の顔つきになりました。
自分で学習計画を立て、自分のペースで進めていく学習の仕方もすっかり身について、
1コマめが始まると、「え~と、まず何しよっかな~。そうだ、漢字」とつぶやきながら取り組み始める子、
静かにかずのテキストを開いて問題を解き始める子、
自由作文の用紙を選び、昨日あったできごとを書き始める子、
そして、自分で時計を見て「長い針が7のところまでは絵を描いて、9のところまでは、かず。12のところまでは、漢字」と自分で決めて取り組む子。
みんなそれぞれ自分から学習を始めています。
2,3年生にもなると、1コマめが始まったかと思うと、もう自分の席に座って静かに学習を始めています。
まわりでは、1年生たちがまだ机のまわりをウロウロしたり、ハッピータイムの余韻でおしゃべりをしていたりするのですが
そんなことは気にも留めず、静かに机に向かっています。
そんな2,3年生を見て、1年生も席に座り、静かに自分の学習にとりかかり始めるのです。
スタッフは、取りかかりのゆっくりな子どもには「何から始める?」と聞くことはあっても、
「○○しなさい」とは決して言いません。
強制されることなく、自分から取り組み始めること。
こどもの森が大切にしている「自律」は、ことば・かずの時間にもこんなふうに育まれています。
(A.M)